HOME COLUMN[コラム] BEAT SCIENTISTS 〜HIP HOPのおとづくり〜 VOL.8 feat. DJ WATARAI(前編) KING OF DIGGIN' PRODUCTION(以下KODP)のメンバーとして、最初期にはKODP周辺の作品を手がけ、それ以降も数々のアーティストの作品にトラックを提供し、2010年代に入ってもRHYMESTER“ラストヴァース”など数多くの印象的なプロデュース作品を手がけるDJ WATARAI。そしてHIP HOPのみならず、MISIAやMay J、MAY'SといったアーティストのR&B作品のプロデュース/リミックス・ワークも手がけ、幅広い作品制作を展開している。 そういった手数やリリース数の多いプロデューサーに対して、“職人”という言葉を使いがちだが、果たしてDJ WATARAIは“職人”なのだろうか。確かに、アーティストの幅広さ
「社会の中に存在しているけど隠されているようなことや、みんなが言いたいけど言えないこと、『やっちゃダメ』って言われてるようなことって、本当はみんなが一番やりたいことだと思ってるから、そこを俺がキレイ事を並べてそういうことを言わないんじゃあさ、シーンが腐ってくでしょ。世の中も真実がどんどん見えなくなってくるから、そこを俺がぶち抜いていくのが使命だと思ってる(笑)。時代によって良いことも悪いこともどんどん変わってくる。正義と悪とは何か、自由とは何かとか、そういった部分で物議を醸すモノを作りたい。『良いね』だけで終わる作品なんか作りたくないんだ」 まず最初に書いておきたいのだが、T.O.P.がR-RATED RECORDSから満を持してリリースした1stアルバム「UNDERWORLD ANATOMY」は、恐らく日本語ラップ史上屈指の「悪ノリが過ぎた」アルバムだ(なんせ、エグゼクティヴ・プロデュー
2004年11月22日、日本語ラップの歴史に残る偉大なMC:TOKONA-Xが天に旅立った。死後5年経った現在も強烈なイメージを残し続けている彼の存在なくして、日本におけるハードコア・ラップの歴史は語れない。そんな彼の功績を語り継ぐべく、TOKONAと同じBALLERS所属のDJ RYOWがオフィシャルのミックスCDを制作!彼のTOKONAへの愛情溢れる熱いミックスに仕上がっている。そんなDJ RYOWにTOKONA-Xへの熱い想いを語りまくってもらった濃密なインタビューを命日にUP! 「俺の家にもトコナメさんの写真が貼ってあるし、時間が空いたときにちょくちょくお墓にも行くんだけど、夢にも何回か出てきてるんだよね。トコナメさんが泣きながら『死んでまって悪かったな。頑張れよ』って言ってくれて、俺も泣きながら起きたりとか。それからはきっかけをすげぇ大事にするようになったし、これは腹くくって突っ
「神奈川って視点で見ると、外が気にならないぐらい良い状況だと思う。でも、だからお手々繋いでいきましょうってわけじゃないけどね。オジロは横浜をレペゼンし続けるし、横浜代表って言い続けるのは変わらないかな。それは自己満じゃなく。それから、横浜の新人も含めて、満遍なくHIP HOP地図を見続けてるのは上野たちだと思うんだよね。俺はあんまりそういう部分に興味ないから、よく知らなかったりもする。でも、全体を見るって意味では、上野たちの見方は重要だし、上野たちを通して知る部分も少なくない」--MACCHO HIP HOP地図に“横浜”という文字を大きく書き記したOZROSAURUS。そして、その“横浜”という文字を更にカラフルに彩ったサイプレス上野とロベルト吉野。奇しくも同じ12月に、OZROSAURUSは9月7日に川崎CLUB CITTA'で行なわれたワンマン・ライヴを収めたライヴDVD『OZBUM
今年デビュー20周年を迎え、ますますそのオリジナルな存在感を増すスチャダラパー。2月にはベスト盤、5月には20周年記念ライヴ、そして8月には彼らが91年のメジャーデビューから94年まで在籍したソニー時代のアルバム5枚がリマスタリングされボックス・リリース!そのボックス・セットに収録されたアルバムはどれも確実にクラシックであり、後年への影響は計り知れないこの作品群を生み出したBose、そしてその呪いを受けまくったサイプレス上野がこの作品群、そしてHIP HOPについて語り下ろしたエクスルーシブな対談をお届けします! 今年でデビュー20周年という節目を迎え、ベスト盤「THE BEST OF スチャダラパー1990〜2010」のリリースや、東京と大阪で開催された20周年記念ライヴなど、これまでの活動を確かめ直すような動きが顕著だった2010年のスチャダラパー。そういった流れの一環か、“スチャダラ
「ラップにまつわることをラップするなら、USのラッパーに勝てるわけないじゃんって当時は思ってたし、そうじゃないことをやる方がよりHIP HOPになるんじゃないかって思ったんだよね。その意味でも、ラップが上手いだけじゃしょうがないよなってMCにも力を入れて、どっちも出来なきゃなっていうのは当時から考えてた」——Bose ■前編と逆の質問ですが、Boseさんがサ上とロ吉を知ったキッカケは? B「なんだっけなー……多分4〜5年前の『RADIO SHOCK』(イヴェント)かな」 U「SHINGOSTAR(ODDJOB RECORDS)さんがサ上とロ吉を呼んでくれたんですよね」 B「で、ライヴ観たらじゃんけん(“GET MONEY (借)”)やってるし、体操(“HIPHOP体操”)やってるし、そういう展開の作り方が面白くて。そういう展開やMCの部分が面白いって思えるHIP HOPアクトがあんまりいな
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