埼玉県川口市が目指してきたJR川口駅への上野東京ライン停車が実現する見通しとなった。JR東日本側は停車に必要なホームの増設費などが389億~420億円に上るとの概算事業費を示したが、市側はこれを受け入れる方針。8日、記者会見した奥ノ木信夫市長は、市の負担が400億円近くになる見通しを示す一方、「利便性向上につながる」と歓迎した。 市は今後、JR側と整備方法などを話し合い、市議会の承認を経た後、基本協定を締結したい考え。協定締結後、測量・設計に2~4年、上野東京ラインのホーム供用開始までに10~12年程度の工期を要するという。