円安などで経営に影響が出ているかまぼこ業者の組合が塩釜市で緊急の会議を開き、円安に伴うコスト増への支援などを国に求めていくことになりました。 塩釜市で開かれた4日の会議には、地元のかまぼこ組合に加盟する業者などおよそ20人が出席しました。 会議では、▼急激な円安で原材料の魚のすり身などの輸入価格が高騰していることや、▼震災で被災して休業している間に失った販路を回復できないこと、さらに▼原発事故の風評被害による売り上げの減少などで多くのかまぼこ業者の経営に影響が出ていることなどが報告されました。 会議では、こうした状況を打開するため業界をあげて国に対して支援を求めていくことを決めました。会議のあと、塩釜かまぼこ組合の阿部善久理事長は、「業界だけでは解決が難しい構造的な部分もあるので行政と連携しながら打開策を見いだしていきたい」と話していました。 06月04日 18時58分