■冷凍を加熱すれば味の違い少し　外食メニューで次々と明らかになった虚偽表示。中でもエビは、芝エビ、バナメイエビ、車エビ、ブラックタイガー、伊勢エビ、ロブスターといろいろな名前が挙がった。そもそも、これらのエビは味にどれだけ違いがあるのだろうか。（平沢裕子）　　　　　　　　　　　　　　　　　　　◇　◆江戸前の料理に　今回の虚偽表示で特に目立ったのが、バナメイエビを芝エビと表示していたケースだ。　芝エビは、東京の芝浦沖で多く取れたため、この名称で呼ばれるようになった。しかし、今は九州・有明海や愛知・三河湾が主な産地だ。殻が軟らかく、火を通すと薄いオレンジ色になり、甘みがあるのが特徴。江戸前のエビとして主に日本料理で使われてきた。小さいため、かき揚げにして食べることが多い。また、粘着性のある身質で、すり身やシンジョウにする際につなぎがいらない。　生鮮魚介卸会社、大田魚力（東京都大田区）営業統括本

にかほ市でも季節ハタハタ初水揚げ、昨年より５日早く ※写真クリックで拡大表示します 平沢漁港で初水揚げされた季節ハタハタを選別する漁師たち にかほ市の平沢漁港で４日、季節ハタハタ約１００キロが初水揚げされた。昨年より５日早い。漁業関係者は来週前半にもまとまった数が接岸するとみており、同市の金浦、象潟両漁港の漁師たちも初漁の機会をうかがっている。 午前８時ごろ、港に集まった漁師ら約２０人が、漁船２隻に乗り込み出港。前日仕掛けた港近くの定置網を揚げた。網の中のハタハタは全長約１８〜２０センチの３歳魚が中心。約３０分後に帰港し、手際良く雌雄や大きさ別に分けて箱詰めした。 季節ハタハタを初水揚げした「隼丸」の船頭を務める秋田則一さん（６６）は「数は少ないが、先発隊が接岸すれば後を追うようにすぐに群れでやってくる。これからに期待だ」と笑顔をみせた。

gigas 12月1日の「サンデー・ジャポン」（TBS系、毎週日曜午前9時54分）で、最新の“安旨グルメ”を特集し、お笑いコンビ「アンジャッシュ」の児嶋一哉さんが東京都新宿区にある「gigas～Oyster Spot Bar～ 高田馬場店」を訪れた。 隠れているかもしれない児嶋さんの才能を引き出すために、「こじ散歩」と題して誰にも頼れない“一人っきりのロケ”を行い、児嶋さんは「進化系の食べ放題」の店があるという高田馬場を訪れた。 最近は現地直送など独自のルートで流通することでコストを抑え、高級食材をリーズナブルに提供できる「単品食べ放題」の店が続々登場しているという。同店では「かきオーブン焼き」や「かきフライ」、「本日の生がき」「かきの冷製」など、1日3組限定90分で「かき食べ放題」（4980円）が楽しめる。 児嶋さんは「濃厚。うまい！」と生がきを堪能した。さらにグルメレポートを続

【ロサンゼルス=共同】米ハワイ大の海洋調査研究所は3日までに、旧日本軍の潜水艦の残骸をオアフ島沖の海底で発見したと発表した。原子力潜水艦が建造されるまでは世界最大級だった「伊400」で、第2次大戦の終結直後に米軍が押収、高度の技術がソ連の手に渡るのを警戒し、破壊して沈めた。 オアフ島南西沖の深さ約700メートルの海底で、同研究所の有人潜水艇が見つけた。 伊400は全長約120メートルで、翼を折り畳んだ攻撃機を3機搭載できた。給油無しで地球を1周半連続航行する能力があったとされ、旧日本軍は当時米国が管理していたパナマ運河などへの攻撃に使うことを検討したとみられている。 現地で調査した米海洋大気局（NOAA）の専門家は「それまでの軍事戦略を変える攻撃能力」を持つ潜水艦だったとしている。 米軍は戦後、伊400など旧日本軍の潜水艦5隻をハワイの真珠湾に移送して能力を調査し、1946年に現場海域で沈

自民党環境部会のシンポジウムで、東日本大震災の被災地での防潮堤建設の見直しを訴える安倍首相夫人の昭恵さん＝４日午前、東京・永田町の党本部 安倍晋三首相夫人の昭恵さんは４日、自民党環境部会のシンポジウムに招かれ、東日本大震災の被災地での防潮堤建設を見直すべきだとの考えを示した。「反対運動をするつもりはないが、巨額の税金を使う以上、必要がない所はやめればいい」と述べた。首相夫人が党部会に出席するのは極めて異例。　昭恵さんは、現地に足を運んだ経験を踏まえ「行政に声が届かないところで反対意見がたくさんある。景観が崩れて、住みたくないと言っている人もいる」と指摘した。

このドメインは、お名前.comで取得されています。 お名前.comのトップページへ Copyright © 2018 GMO Internet, Inc. All Rights Reserved.

銀座コリドー街に12月4日、「近大卒の魚と紀州の恵み 近畿大学水産研究所 銀座店」（中央区銀座6、TEL 03-6228-5863）がオープンする。 「鰤大根ステーキ」（980円） 同店は、近畿大学が2002年に世界で初めて完全養殖に成功した「近大マグロ」（近畿大学が一貫して養成したクロマグロ）をはじめ、半世紀以上にわたって同大水産研究所（和歌山県）で研究育成した養殖魚を直接消費者に提供する同大直営の料理店。今年4月に大阪にオープンした1号店は10月末時点でも連日行列ができ、11月の予約も受け付け開始からわずか数時間で満席になるほどの人気という。 店舗面積は57.44坪で、席数は57席。客単価は、ランチタイム＝2,000円前後、ディナータイム＝5,000～6,000円を想定。想定来客数は1日200人で、目標月商は1,700万円。 メニューは「近大マグロと選抜鮮魚のお造り盛り」（2,800円

日本にはおいしいものがいっぱい。そこで食のプロに、出身地のお取り寄せOKのおいしいものを教えてもらいました。 「青背の魚に目がない私ですが、その中でも、さばが一番！　しかも調理法では、くん製したものが好みなんです。『志摩さば冷燻』は、好きな素材を好きな調理法で作ってある、大好きな一品です」と岡田桂織さん。 「冷燻」とは、くん製を作る煙を冷やし、20℃以下の低温にしてから素材に当てる手法。大松屋では、「多くの魚介類は、生のままがいちばんおいしい」という考えから、素材を一つずつ厳選。くん製にする温度・湿度・味つけ液や、素材の脱水具合をこまやかに調整しながら作っています。 「大松屋の冷燻は、刺身感覚で食べられます。おつまみやカルパッチョ、サラダなど、幅広く料理に応用できるのも魅力です。一切れ食べると、スモークチップの山桜の上品な香りが口の中いっぱいに広がるんです」。特に皮と身の間がおいしいそう。

安倍晋三首相夫人の昭恵さんは４日、自民党環境部会のシンポジウムに招かれ、東日本大震災の被災地での防潮堤建設を見直すべきだとの考えを示した。　「反対運動をするつもりはないが、巨額の税金を使う以上、必要がない所はやめればいい」と述べた。首相夫人が党部会に出席するのは極めて異例だ。　昭恵さんは、現地に足を運んだ経験を踏まえ「行政に声が届かないところで反対意見がたくさんある。景観が崩れて、住みたくないと言っている人もいる」と指摘した。　震災直後には高い防潮堤建設の要請を受けたとの安倍首相の発言を紹介しながらも、「震災から２年半以上がたち、被災者の思いは変わっている。政治への不信感が広がらないように考え直したい」と訴えた。　昭恵夫人は市民団体のインタビューでも防潮堤建設に疑問を呈している。

【松井望美】安倍晋三首相夫人の昭恵さんが４日午前、自民党本部で開かれた同党環境部会の会合に出席し、東日本大震災の被災地に計画されている防潮堤建設の再考を訴えた。現職首相の夫人が党部会に出席するのは異例。同党議員らを前に「防潮堤で覆われた海が見えない復興でいいんだろうか」と問題提起した。　昭恵さんは会合で「防潮堤反対運動をするつもりはない。必要なところはきちんと造ればいい」とする一方、「必要ないところはやめればいい。景観が崩れ、海の生態系が変わって環境も破壊され、漁業にも影響するかもしれない」と指摘した。昭恵さんは被災地に足を運び、防潮堤建設を考え直す運動に関わっている。この日の会合は、昭恵さんの活動を知った部会長の片山さつき参院議員の呼びかけで実現した。　会合では復興庁の小泉進次郎政務官も発言。「何が何でも高いものを造るというわけではない。住民の様々な思いがあるところは柔軟に意見交換を重ね

（ＣＮＮ） ハワイ大学の研究所は、第２次世界大戦後の１９４６年に米海軍によって沈められた旧日本軍の巨大潜水艦「伊４００型」が、オアフ島沖の海底に沈んでいるのを発見したと発表した。 伊４００型潜水艦は、オアフ島南西沖の深さ約７００メートルの海底で８月に発見され、米国務省と日本政府に連絡した後に発表したという。 伊４００型潜水艦は全長約１２０メートル。姉妹艦２隻と合わせて当時としては世界最大の潜水艦だった。燃料補給を行わずに世界のどこへでも到達できる能力を持ち、当初は米本土を攻撃することも想定。８００キロあまりの爆弾を搭載できる翼折りたたみ式の水上機３機を格納し、事実上の潜水母艦としての性能を持っていた。 結局米本土攻撃には使われず、限定的に運用されたのみで１９４５年の終戦を迎えた。 今回見つかったのは、終戦時に米海軍が拿捕した日本の潜水艦５隻の中の１隻で、調査のためハワイに送られていた。しか

ロッテと学士会館精養軒は、国の有形文化財に登録された学士会館のフレンチレストラン「Latin(ラタン)」(東京都千代田区)とコラボレーションし、クリスマス限定のディナーコースを12月14日から販売する。 由緒ある建物でフレンチディナーを レストラン「ラタン」がある学士会館は、1928年建造で2003年に国の有形文化財として登録された。学士会館の取締役総料理長・大坂勝氏は、ロッテのガーナチョコレートを料理に取り入れた限定のディナーコースメニュー「シャルロッテとガーナの“ザ・クリスマス”」を開発。12月14日～25日(16日除く)の期間限定で販売する。 ディナーコースのアミューズ、前菜、スープ、メイン(肉・魚)、デザートいずれにもチョコレートを使用。アミューズの「小さなお口の恋人」は、ハモンセラーノ(生ハム)でガーナミルク・ガーナホワイト・野菜を包んだ。 メインの魚料理は、ソースにガーナホワイ

トップ > 日刊県民福井から > 福井写真ニュース > 記事 【福井写真ニュース】 小浜　「小鯛の笹漬け」出荷が最盛期　際立つ甘みと香り 2013年12月4日 レンコダイの身を一枚一枚手作業で、容器に詰めていく従業員＝小浜市の小浜海産物で 正月の贈答用に好まれる小浜市の名産「小鯛の笹（ささ）漬け」が、出荷の最盛期を迎えている。笹漬けはちらしずしの具や酒のつまみなどとして、冬場の食卓に彩りを添える。 材料は地元水揚げのキダイ（レンコダイ）。朱色の身に黄色い模様が交じる体長一二、三センチの小ぶりな近海魚で、身を酢締めにし、防腐効果がある笹の葉とともに筒状の木製容器に詰める。一口サイズの切り身は塩気が利いて、魚本来の淡泊な甘みが際立つ。 市内の水産加工会社小浜海産物には、近くの漁港で仕入れたトロ箱が山積みされ、一日三千～四千個の出荷作業が続く。加工場にはつんとした米酢の香りが漂い、女性の従業員た

南海トラフ巨大地震で甚大な津波被害が想定される静岡県の高校生約４０人が３日、修学旅行で大船渡市や陸前高田市を訪れた。三陸鉄道の震災学習列車や、漁船で被災と復旧の様子を見学。東日本大震災で被災した漁師は「東北のような被害に遭ってほしくない」と訴えた。震災から千日を迎える今、被災地を見ようと東北を訪問先に選んだ生徒たち。被災した県民の導きで津波の脅威や教訓を胸に刻み、命を守るために古里で経験を生かすと誓った。 訪れたのは、静岡市葵区の県立科学技術高の物質工学科の２年生４２人。学校は海から数キロ離れているが、海の近くに住む生徒も多い。他クラスは九州を旅行先に選択したが、担任の谷口裕美枝教諭（４６）の「復興前の被災地を見る最後の機会かもしれない。あすはわが身と、津波を現実的に受け止めてほしい」との思いから、東北の被災地を選んだ。 生徒は列車の車窓から見える壊れた防潮堤に言葉を失い、津波が到達した場

図らずも、東日本大震災の被災地で進む復興事業が、津波から生き延びた住民の生活を脅かす存在になっている。 高さ十数メートルの大津波に飲み込まれた宮城県女川町。中心市街地から2キロメートルほど離れた山すそから海辺へと広がる傾斜地に、ポツンポツンと住宅が残っている。震災前には約150戸ほどあった集落の住宅のうち9割が津波で流されてしまい、残ったのはわずかに16戸。ところが、市街地全体をかさ上げする土地区画整理事業が、運良くも家屋が残った住民に立ち退きを迫っている。 住民の間には「家を失った人を呼び戻すためにも事業への協力はやむをえない」（50代女性）という声が少なからずある。その一方で、貯金を取り崩して津波被害を受けた自宅をリフォームしたばかりの住民から「納得できない」という声が上がっている。 今後、数十年から百数十年に一度の頻度で押し寄せるとされる津波から住宅を守ることを理由に、海岸に防潮堤を

生食用カキの価格が低迷しているため、県内の産地では、作業を停止したり、操業時間を短縮したりする「出荷調整」が行われている。石巻市の牡鹿半島にある県漁協表浜支所管内の３処理場は４日、カキむき作業を一斉休止する。 石巻、気仙沼地区では解禁初日の１０月１５日には、１０キロあたり平均約２万３８００円と震災前と同程度の値がついた。だが、県漁協などによると、２日時点での価格は、同１万１０００円前後と低迷している。 今年の生産量は震災前の３～４割にあたる１５００トン程度まで戻りそうだが、品薄で価格が高騰した昨年同期の半値に近い。価格低迷を受け、県内のカキ生産者は１０、１１月に計２度の出荷調整を行ったが、価格下落は止まらない。 県漁協表浜支所管内では、３度目の出荷調整となる。同支所に所属する小網倉浜のカキ組合長、阿部習(みがく)さん（５５）は「値段の安い今、出荷しても人件費がかさむだけ。１０月下旬の台風で

私を魅了したこわもての八角文・写真　栗原友2013年12月3日 北海道からタグ付きで来た八角さま。強面だけど、中身は甘いの 鱗を削ぎ落した柵状態。醤油もいいけど塩もおすすめ 焼いたら脂がじゅわっと浮き出てきます ニンニク、白ワインだけでシンプルなアクアパッツァ。出汁がいいからこれで十分 中身を食べきって抜け殻の八角。食べるの簡単 〆のパスタ。八角と貝の出汁がたっぷりです。バターと塩で味を整えて こんにちは。みなさん、八角ってご存知ですか？　八角と聞いて思い浮かぶのは、スパイス。豚の角煮を作る時に使う、あれです。魚にも八角という名前があったなんて、魚屋で働くまで知りませんでした。そして、この魚が私の大好物になるなんて、思ってもいませんでした。ネットで調べてみたところ、スーパーでも売っているようなことが書かれているのを数多く見ましたが、見たことあったのかな……。見た目が怖いから見て見ぬ振りして

静岡大創造科学技術大学院の徳元俊伸教授（４８）＝生殖生物学＝らのグループが、魚類の性転換実験に成功し、産卵が可能な雌の成魚に、卵子にも精子にもなれる「未分化生殖幹細胞」が残されていることを明らかにした。同細胞を取り出し培養が可能になれば、一匹の魚から同種の魚を産出でき、種の保存技術や養殖への応用が期待できるとしている。 　論文は英インターネットジャーナル「サイエンティフィック　リポーツ」で２日、発表された。 　徳元教授らは、産卵を始めた雌の成魚に４〜５カ月間、人の乳がん治療に用いられる抗がん剤で、女性ホルモンを低下させる「アロマターゼ阻害剤」を餌に混ぜて投与した。すると、卵巣が完全に消失し、さらに阻害剤の投与を止めて約２カ月後には、正常な雌との人工授精で稚魚が誕生した。徳元教授らは、阻害剤の一定期間の投与で卵巣が消失し、精巣が形成されたと分析する。 　こうした結果から徳元教授は、雌の成魚に

養殖ヤイトハタの出荷作業をする久米水産の職員＝１１月２６日、宜野湾市大山の旧宜野湾漁港 魚の養殖、販売を手掛ける久米水産（うるま市、久米清一社長）は、ヤイトハタ（方言名アーラミーバイ）の香港向け出荷を本格化させている。２００９年に香港への出荷を試みたが、１匹丸ごと蒸して食べる現地の料理文化に商品の規格が合わず中断していた。しかし、香港での和食ブームや富裕層の増加などを背景に、新たな需要を見込んでいる。 １０月には約１５０キロを出荷しており、将来的には月１トンを目指す。 ヤイトハタは中国や香港などで人気の高い高級食材。１匹を蒸して大人数で食べるのが一般的で、１キロほどの魚が最も需要が高いという。 同社が出荷を中断した理由は、海外出荷では、１匹２キロほどでないと十分な利益が得られないためだ。しかし近年、和食や富裕層の増加で刺し身を食べる文化が浸透し、大きな魚でも売れる見通しが立ってきたという。

トップ > 富山 > 12月4日の記事一覧 > 記事 【富山】 塩ブリづくり本格化　魚津、年内に７００匹 Tweet mixiチェック 2013年12月4日 ブリに塩をすり込む作業＝魚津市持光寺で お歳暮や正月の贈答品に重宝される塩ブリづくりが三日から、魚津市持光寺の水産会社「ヨ八魚問屋」で本格的に始まった。この日は能登沿岸の定置網に入った天然ブリ二十匹と養殖ブリの計六十匹を加工した。年内に七百匹を生産し、県内や長野県などに出荷する。 従業員ら十数人が流れ作業でブリの内臓やえらを取り除き、腹や表面に塩をすり込んだ。その後、冷蔵庫に一晩寝かせて塩水に一日漬けた後、冷風乾燥し、冷凍庫で締めて仕上げる。長期保存ができるため、明治－大正時代は富山から“ブリ街道”を通じて飛騨地方に運ばれた。朝野輝之社長（５１）は「今も信州に多く出荷している。魚津港に水揚げがあれば使いたい。塩ブリは日持ちがして焼く

長崎県五島市は東シナ海に浮かぶ無人島・鳥島（通称、肥前鳥島）を構成する北岩、中岩、南岩の名称を、それぞれ「島」に変更することを決めた。日本の排他的経済水域（EEZ）の基点であることを周辺国に明確に示す狙いだ。1月末までに国土地理院に変更を届け出る方針。野口市太郎市長が9日開会の12月議会で報告する。国連海洋法条約では、EEZの基点は島であることが必要とされる。肥前鳥島も常に海面に出ているなど

水産加工品メーカー道内大手のオルソン（札幌市）は輸出を強化する。従来の米国や中国に加え、ドイツやオランダなどから受注。来春までに工場を改修し欧州連合（EU）向けの危険度分析による衛生管理（HACCP）の認証を取得後、出荷を始める。東南アジアも開拓し輸出拡大をテコに2014年3月期30億円の売上高を5年で40億円に伸ばす。 同社は独自の常温保存できるサケフレークを主力に、イカ加工品など魚介類の珍味…

東日本大震災の発生後、岩手県大槌町で配られた新聞の折り込みチラシ約５５００枚を、朝日新聞社が東京大学・林香里研究室と分析した。復興に向けた物資のニーズは高く、震災前より発行枚数は増えている。業種ごとに違いがあり、震災１０００日までの足取りや復興への課題がうかがえる。■車や法律相談、高いニーズ　【奥山晶二郎、笹円香】地元紙の岩手日報に折り込みチラシが初めて入ったのは、震災２カ月半後の２０１１年５月２６日。岩手県奥州市の重機リース会社「東亜リース」だった。がれきが残るなか、「地元の人たちが小型の機械を欲しがっていた」という。　チラシは７月に１００枚に達し、１２年３月に２００枚を超えた。以後月２００枚程度で移り、震災前の月約１５０枚より多い。昨年１１月まで新聞店主だった道又麻里子さん（５１）は「不動産や通販など震災前にない会社が目立つ」と話す。　朝日新聞と東京大学では、日本新聞折込広告業協会の分