吉野家ホールディングスは25日、「吉野家」で4月半ば以降に販売する牛丼の具材を改良すると発表した。牛肉の熟成期間を約2週間延ばし、タマネギを増量。タレの成分として使う白ワインを増量してまろやかさを出すなどの改良も進める。消費増税に合わせて、並盛りの価格を4月1日から300円と
オキアミが最近食用としてにわかに注目を集めている。地元の特産品として有効活用できないかと三陸の高校生が立ち上がった。 岩手県立宮古水産高校が、先ごろ発表された平成25年度「専門高等学校生徒の研究文・作文コンクール」で最優秀賞を受賞。オキアミを使ったせんべい「ミヤコアミエビクラッカー」を地元企業と共同開発し、食品として未開発だった水産資源を有効活用した点が大きく評価された。 東京海洋大学の矢澤一良特任教授は、「オキアミから抽出された油を『クリルオイル』と呼び、話題のDHA(ドコサヘキサエン酸)やEPA(エイコサペンタエン酸)などの成分が豊富に含まれています」と説明する。 厚生労働省の研究班は、DHAなど魚介類に含まれる不飽和脂肪酸を日頃から多く食べれば、脳卒中や心臓病など循環器系疾患で死亡する恐れが少なくなるという研究結果を発表している。頭がよくなるばかりか死亡リスクが2割低下するという。あ
春本番を告げる毛ガニ初漁、本格的な海明けへゴーサイン (3月25日付け) やや波は高いが、快晴に恵まれた24日、紋別漁協毛ガニ部会(石岡正春部会長)の6隻のカニかご漁船が待望の初水揚げを行った。予定より3日遅れ、昨年より1日遅れの初漁となったが、春のシンボルとなる人気魚種だけに買受人らも、こぞって入札に参加した。これでニシン、ホタテに続く春の3大魚種が出そろった。浜は本格的な海明けに向けてゴーサインが出たようだ。 紋別港の毛ガニ漁船6隻は20日解禁と同時に漁具の「カニかご」を投入。21日の初漁に向けてスタンバイしていたが、同日から連続して荒天が続き、初漁が遅れた。22日には北浜方面に流氷の一部が接近していたが、23日には消え去り、待望の「かご揚げ」が実現した。 ブクブクと泡を吹いている新鮮な毛ガニは、紋別漁業協同組合(阿部滋組合長)の市場に次々に上場された。初漁は2・7トンで、十分な
タカラトミーアーツ(葛飾区青戸4)は3月20日、クッキングトイ「超ニギニギおうちで回転寿司(ずし)」を発売した。 同商品は家庭で手軽に回転ずしが楽しめるキット。「スポーン」と呼ばれる器具で握り・手巻きと双方のシャリが成形でき、出来上がったすしは漁船に載せてレールの上を走る。子どもでも簡単にシャリや巻きずしが作れ、スポーンは分解し丸洗いもできる。回転ずし店の特徴である回転の仕掛けはレールで表現し、漁船型車両「大漁丸」が皿を載せた台車を4両までけん引して走る。 発売のきっかけは昨年夏、同社が発売した「超ヒエヒエ 北極流しそうめん」の反響が大きかったことから。開発チームは「クッキングトイの市場がある」と確信したのと、同社の独自調査「アーツ『いまどき』リサーチ」で行った「家族にとってのご馳走(ちそう)は」という問いで1位だったことからすしをテーマにした。 「スポーンは当初、大型の機械という案もあっ
西友は25日、生鮮食品の強化策として、4月1日から品物に不満があれば返金する「生鮮食品100%返金保証」プログラムを始めると発表した。西友などグループ全374店舗で実施する。 対象は「生鮮食品」として販売している肉、魚や野菜、果物などで、鮮度や品質はもちろん「思ったよりまずかった」などという個人差がある不満にも積極的に答えていくという。 同社は「低価格には一定の満足を頂いており、生鮮食品への満足度向上を次の課題として取り組みたい」(富永朋信執行役員)としており、物流プロセスでの検品強化や店舗の抜き打ちチェックなども行って鮮度管理のレベル向上を図る。 消費税率引き上げ後は顧客の商品選別基準が一層厳しくなると予想されるだけに、「返金保証」プログラムで品質向上を印象付けたい考えだ。
割高でもやっぱり国産食品を選びます-。日本政策金融公庫が1月に実施した半年に1度の消費者動向調査で、輸入食品より価格が高くても国産品の方を選ぶと答えた人の割合が61.7%と前回より増えた。 環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)交渉で国内農産品の取り扱いが焦点となっているが、国産品の底堅い人気が示された。景気が回復し、財布のひもが緩んできたことも背景にあるようだ。 調査は2008年から行っており、今回は全国の20~70代の男女計2000人を対象にインターネットを通じて実施した。 「割高でも国産品を選ぶ」と答えた人の割合は、12年7月に51.2%だったが、13年1月は54.4%、13年7月は61.3%に上昇し、今回は61.7%と過去2番目に高い割合になった。 国産品が「安全だ」との回答は前回より低下
東松山市のカラー魚拓家山本龍香(りゅうか)さん(70)=本名・峰夫=が主宰する「インターナショナル魚拓香房(こうぼう)」で、フランス人男性がカラー魚拓の技術を習得するため修業を続けている。男性はすでに「日本の伝統的アート」としてカラー魚拓を紹介するホームページも開設。「帰国後も勉強を続けてフランスにカラー魚拓を広めたい」と話している。 (中里宏) 男性は仏北西部ブルターニュ地方にある海辺の街・キブロンに住むマルク・ポルリーニさん(60)。エネルギー関係の仕事を退職し、大西洋に囲まれた半島で釣りや絵を描く悠々自適の生活という。 山本さんはカラー魚拓の第一人者で、国立科学博物館が保存するダイオウイカの魚拓を取ったことで知られる。昨年十二月、山本さんのカラー魚拓を紹介する仏のケーブルテレビ番組を見て「こんなにカラフルで色のきれいな魚拓は見たことがない」とカルチャーショックを受けた。すぐに山本さん
宮城県石巻市の石巻魚市場で24日、ことし初めてギンザケが水揚げされ、近年にない高値が付いた。三陸の海産物への福島第1原発事故による風評被害が続く中、高い評価に市場関係者は安堵(あんど)した。 宮城県女川町尾浦沖で養殖された約1.2キロのギンザケ計3トンが水揚げされた。1キロ当たり約1200円で、昨年の初水揚げの1.5倍近い価格で取引された。 魚市場の須能邦雄社長は「ここ20年で最高の初値。生産者や取扱業者などが消費拡大に取り組み、ニーズが高まったのではないか」と話した。 女川町や宮城県南三陸町などで盛んなギンザケ養殖は東日本大震災で施設が壊滅的な被害を受け、出荷再開後も原発事故の影響や輸入物の増加で価格が暴落した。 県漁協などは昨年、「みやぎ銀ざけ振興協議会」を設立し、販路拡大に向けてPR活動を展開している。 2014年03月25日火曜日
70年ぶりに西湖で見つかったクニマスについて、県水産技術センターは24日に甲斐市の同センターで開いた研究成果発表会で、人工授精から成長したクニマスの人工授精に成功し、完全養殖へのめどが立ったと発表した。また、西湖にはクニマスが約7500匹生息していると推定されることも明らかにした。 同センターでは、2011年10月~12年1月に西湖で採ったクニマスで人工授精を行い、現在、約500匹を飼育する。このうち、14年1月にメスのクニマスが排卵。オスのクニマスを使って人工授精させたところ、今月17日現在、22匹が孵化(ふか)したという。 同センターの高橋一孝所長は「秋には人工授精したクニマスが繁殖できるまで成長するので、さらに多くの繁殖を成功させ、今後の産業利用につなげたい」と話している。 一方、西湖のクニマスの個体数は、2012年10月に釣り上げたヒメマスとクニマス(1歳までの個体を除く)を調べた
バングラデシュ首都ダッカ(Dhaka)から200キロほど離れたナレイル(Narail)で、漁師から餌をもらうカワウソたち(2014年3月11日撮影)。(c)AFP/Munir uz ZAMAN 【3月24日 AFP】バングラデシュ南部に広がる世界最大のマングローブ林、シュンドルボン(Sundarbans)の水辺では、カワウソたちが漁船のすぐそばでにぎやかに鳴きながら円を描くように泳ぐ姿を見ることができる。伝統のカワウソ漁だ。 漁師が岸近くの水中に網を下すと、カワウソたちが次々と川に飛び込んでいく。ただ、カワウソの仕事は魚を取ることではない。マングローブの根元などに隠れた魚やエビ、カニなどを発見し、網まで追い込むのだ。それを、船の上で待ち構えていた漁師が引き上げる。 漁は通常、夜間に行われ、1晩の漁獲量は4~12キロほどになる。アジア各地でおよそ100年続く漁法だが、現在ではバングラデシュで
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