体長1メートル5センチ、重さ23キロの巨大なクエが兵庫県香美町香住区の柴山港で水揚げされ、漁業関係者の注目を集めた。クエは九州や和歌山などで捕れる高級魚で、山陰沖で大物が水揚げされるのは珍しい。 神清丸の神田俊幸さん(61)が1日午後、柴山港沖の瀬で釣り上げた。電動リールを使っていたが、引き上げるのに10分程度かかったという。神田さんは「最初、まったく動かず、サメがかかったのかと思った」と話す。 クエはスズキなどの仲間で、鍋などにして味わう。柴山港では年に1度程度、50センチ前後が水揚げされるが、但馬漁協柴山支所の和田和則次長は「30年以上、柴山で働いてきたが、こんな大物は初めて」と驚く。 神田さんは11月2日が誕生日。「いい誕生プレゼントになりました」と満面の笑みを浮かべていた。(小日向務)
![神戸新聞NEXT|但馬|1メートル 23キロの巨大クエ 香美・柴山港で水揚げ](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/e13dd41ac31ebad2efd5dc3069ca716370fd30bb/height=288;version=1;width=512/http%3A%2F%2Fwww.kobe-np.co.jp%2Fcommon%2Fweb%2Fimg%2Fkobe-np.png)