浜松・平口のウナギテークアウト専門店「うなぎの井口」（浜松市浜北区平口、TEL 053-586-6863）で11月25日から、プロジェクションマッピングが行われている。 国産ウナギのテークアウトをメーンとする同店。店頭だけでなく、通販やデパートでの出店にも力を入れ販売を行っているが、販売の7割は地元客中心の店頭販売。店主の井口恵丞（けいすけ）さんは、パソコンや携帯で情報を調べる率が低い40代以上の人たちへの訴求方法を考えている時、たまたまプロジェクションマッピングを知る機会があった。閉店後の時間を利用し、仕事帰りの人たちに知ってもらおうと導入した。 上映するプロジェクションマッピングは約25分。白焼きウナギの製造工程6分のほか、地球や海の映像や幾何学模様などをまとめたイメージ映像が19分流れる。製作と設置工事を含め約6カ月かけ完成にこぎ着けた。「製造工程以外はストーリー性のあるものを入れよ

海の大自然の恵みである、魚や貝などの水産物（シーフード）。現在、その世界全体の生産量のうち、約4割を占めているのが「養殖」による生産です。しかし、拡大する養殖は、天然資源の枯渇や海洋汚染の原因にもなっています。そうした中、日本が最大の生産国である養殖ブリ類について、環境に配慮した養殖の確立に向け、養殖現場での実地検証作業（パイロット監査）が開始されることになりました。これは持続可能な養殖を認証する「ASC」の基準に基づいた、世界にも通用する認証の取得を目指したものです。

2015年12月13日 カニバス直行便、大阪から第１便　はわい温泉・東郷温泉 鳥取県湯梨浜町のはわい温泉・東郷温泉と大阪を結ぶ期間限定の「カニバス直行便」が１２日、スタートした。山陰の冬の味覚“カニ”を堪能しようと、初便で３８人が来町。鳥取砂丘を見学し、予約したはわい、東郷温泉の各旅館で歓迎を受けた。 冬場の積雪時にも安定して走行するバスを運行して、関西の人にカニと温泉を楽しんでもらおうと、はわい温泉・東郷温泉旅館組合が計画。今年で１１年目になる。組合加盟の旅館に宿泊することが条件で、大阪梅田プラザモータープールを出発。バス料金は往復で４８００円と格安となっている。 はわい温泉の旅館・千年亭では、カニキャップをかぶった組合のスタッフらが笑顔で歓迎。バスを降りる利用者に入浴剤などをプレゼントした。兵庫県西宮市から来た大学生は「格安バスは魅力。カニを満喫したい」と話していた。カニバス直行便は年

政府が十五日、国家戦略特区に千葉市を追加したことで、小型無人機（ドローン）による宅配の実証実験などが幕張新都心（美浜区）で行われる見通しとなった。市や専門家は「未来都市」としてのまちの発展や、国産ドローンの技術向上に期待をかける。都会での実験は世界的にも珍しく、地元では期待と不安が入り交じる。（内田淳二） 　実験では、東京湾の臨海部に集まる物流倉庫から幕張まで荷物を搬送。高層マンションの各戸への配送も視野に入れる。 　「倉庫が近くにあり、海や川を通れば人の多い場所を飛ばなくてすむ。実験の立地としては最適」。日本のドローン開発の第一人者で、実験にも参加する千葉大の野波健蔵特別教授（６６）はそう解説する。 　海外でも宅配の実験は行われているが、山間部が主だという。国内では通常、飛行ルールを定めた航空法などにより、自由に飛ばせないが、特区による規制緩和で可能になる。 　市は今後、国や企業と事業の

【ローマ＝青木佐知子】国連食糧農業機関（ＦＡＯ）の「世界農業遺産」の新たな登録地を決める国際会議が１５日、ローマで行われ、国内から新たに３地域が認定された。 認定されたのは、アユ漁と清流の保全の共存を訴えた「清流長良川の 鮎 （ あゆ ） 」（岐阜）、斜面を梅林に利用する「みなべ・田辺の梅栽培」（和歌山）、焼き畑や棚田などを組み合わせた「 高千穂郷 （ たかちほごう ） ・ 椎葉山 （ しいばやま ） の山間地農林業」（宮崎）で、これで国内の農業遺産は８地域となった。 世界農業遺産は次世代に継承すべき農法や文化などの保全が目的。これまで世界１４か国の３２地域が認定を受け、日本では「静岡の茶草場農法」（静岡）、「トキと共生する佐渡の里山」（新潟）など５地域が認定されている。

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全国のサンマの１１月末時点の水揚げ量は１１万２２３７トンで、前年同期比で４８％減ったことが全国さんま棒受網漁業協同組合（全さんま、東京）のまとめで分かった。ほぼ終漁し、２０１５年の水揚げ量は１２万トン前後にとどまる見通し。１０万トンを下回った１９７６年以来、３９年ぶりの不漁の見込みとなった。 　漁港別の水揚げ量は、１位が北海道根室市の花咲漁港の４万４７５３トン（前年同期比２６％減）。北海道全体でも６万１９５５トン（４０％減）にとどまっている。 　前年３位の大船渡市の大船渡漁港は１万３６７２トン（４７％減）。前年２位の気仙沼市の気仙沼漁港は１万１７６９トン（５４％減）で、２位と３位が入れ替わる見込み。宮城県女川町の女川漁港が９４１３トン（５８％減）など、水揚げ量の減少幅は北海道よりも東北の方が大きい。 　サンマの群れは秋以降にロシア海域から日本列島に沿って南下するが、ことしは北海道沖の暖水域

冬の味覚ズワイガニについて、解禁された１１月６日から３０日までの漁獲量は、雄雌合わせて４８１トン（前年同期比１９・４％減）と過去１０年間で最低となる一方、漁獲金額は前年同期を９・８％上回る１６億４６４０万円と１０年間で最高だったことが県但馬水産事務所のまとめでわかった。 平均単価が前年同期の３６・３％増となったためで、同事務所は「全国的にカニの値段が上がっており、景気改善を反映しているようだ」と分析している。 雄のマツバガニの漁獲量は２０４トンと、前年同期より１９％減ったが、平均単価は４６・８％増の４８６４円にアップし、漁獲金額は１８・９％高い９億９３６６万円となった。雌のセコガニの漁獲量も２７７トンと、前年同期より１９・８％落ち込んだが、平均単価は２３５９円と逆に２２・５％上昇したため、漁獲金額は６億５２７４万円となり、下げ幅は１・７％減にとどまった。

東日本大震災の津波で被災した宮城県塩釜市の水神漁港で１４日、ワカメの水揚げが始まった。来年３月ごろまで続く。 湾内では漁師ら約１５人が早朝から養殖場でロープを引き上げ、長さ約１．５メートルに育ったワカメを収穫した。１月２日の初売りに合わせて、全国各地のスーパーなどで販売が始まる。 塩釜市漁協では、震災前まではコンブ漁が主流だったが、震災後の海洋環境の変化でコンブの収穫量が激減。震災後はワカメ漁に力を入れてきた。通常、ワカメの収穫は１月中旬～３月中旬ごろだが、湾内の環境がワカメの養殖に適しており、副組合長を務める杉原茂さん（６６）らがワカメの種苗も作っていることから早期収穫が可能となっている。杉原さんは「一足早く新鮮な歯応えのワカメを楽しんでほしい」と話した。

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新鮮なカキなら、下処理は水洗いのみで十分。よく紹介される大根おろしや小麦粉、かたくり粉などは使わなくても大丈夫。ボールなどに水をためて、軽くもむようにしながら、ひだの中や表面のぬめりを取る。水が濁ったら捨てる。これを手早く３回ほど繰り返す。洗い過ぎるとカキのうま味や香りまで流れてしまうので、気を付けよう。 【協力】 ■生活協同組合コープこうべ「家庭料理研究会」 http://cooking.coop-kobe.net/about/index.php/ ■ＪＦ兵庫漁連　ＳＥＡＴ‐ＣＬＵＢ http://www.seat-sakana.net/

季節ハタハタ漁が盛んになる中、男鹿市北浦北浦の北浦漁港で１５日朝、腹びれや頭部が緑色の変わったハタハタが水揚げされた。普通、腹びれは白みがかった透明、頭部は濃い茶色だ。県漁協北浦総括支所から連絡を受けた男鹿水族館ＧＡＯが回収し、展示用の水槽とは別の水槽でしばらく様子をみることにした。 支所によると、１５日午前８時頃、沖合約６００メートルで網を引き揚げたところ、色の違うハタハタが１匹見つかったという。引き揚げた漁師は「何十年とハタハタ漁をしているが、こんな色のは初めて見た」と目を丸くし、他の漁師もしきりに珍しがっていたという。 男鹿水族館で調べたところ、このハタハタは雄で、体長約１５センチ。白みがかった透明が一般的な腹びれに、緑色の帯が数本あるように見えるという。頭部もまだらに緑色がかっている。 県水産振興センターによると、２０１０年１２月にも、にかほ市の象潟漁港で同様のハタハタが１匹揚がっ