回転ずしチェーンの元気寿司(宇都宮市)は17日、ハワイ州保健局の命令を受け、米国子会社がハワイで運営する11店の営業を停止したと発表した。現在ハワイで流行しているA型肝炎の原因が、すしネタの冷凍ホタテの可能性が高いと判断されたという。 営業を停止したのはオアフ島の10店とカウアイ島の1店で、店内の消毒後に同局の許可を得て営業を再開する。元気寿司は米国内に計17店あり、営業を続けている店でもホタテの提供を見合わせている。 同社によると冷凍ホタテは現地の業者から仕入れた輸入品で、同局が原産地を調べている。日本国内の店で提供しているホタテは北海道と青森県産で、仕入れルートもハワイとは違うという。 厚生労働省検疫所によると、A型肝炎は一過性のウイルス感染症で、B型やC型に比べると慢性化することは少ない。