秋田県や漁協で作る「ハタハタ資源対策協議会」が28日、秋田市内で開かれ、県内今期のハタハタ漁獲量(2016年9月~今年2月末)が833トンと、昨期に比べて約25%減ったことが報告された。県水産振興センターは、県内を含む日本海北部のハタハタの資源量について「増加傾向にはない」と分析。ハタハタ漁の長期的な持続には、漁獲枠の縮小を含めた見直しが必要だとの考えを示した。【松本紫帆】 同センターによると、今季の漁獲量は、底引き網漁で行う「沖合漁」が438トン(2月末時点)でほぼ昨年並みで、シーズン前に設定した漁獲枠(320トン)を上回る好調ぶりだった。