2月9日は「ふくの日」 冬の味覚として人気があるふぐ。特に寒さの厳しい今年の冬は、ふぐのひれ酒やふぐちりが恋しくなります。 ふぐの一大水揚げ地である山口県の下関では、縁起を担いで、フグのことを「ふく」と呼びます。その語呂合わせから、下関ふく連盟は2月9日を「ふくの日」に制定しています。 ちょうど1週間後の「ふくの日」にちなんで、ふぐ食の話をしてみたいと思います。 長く禁止されていたふぐ食 ふぐの身はとても美味ですが、内臓などに猛毒を持ちます。大阪ではふぐの鍋のことを「てっちり」と言いますが、「鉄砲+ちり(鍋物)」が語源とされています。「当たると死ぬ」から「鉄砲」ということのようです。 続きを読む 歴史をさかのぼると、ふぐ食は縄文時代から始まっていたようです。千葉県市川市の姥山貝塚からは、4,000年以上前にふぐ中毒で亡くなったと考えられる家族の人骨が見つかっています。 それ以来、「ふぐは食