イタリア食科学大学の学生ら16人が3日から5日間、豊かな海産食文化が根付く鳥羽、志摩両市を訪ね、8日、帰国した。かつお節や養殖カキなどの生産現場を見学した学生たちは「漁業文化が色濃く存在する特別な地域だ」と目を輝かせた。両市の関係者は、かつて「御食国(みけつくに)」と呼ばれた伝統の食文化に誇りを持つと共に、世界に向け情報発信する重要性を再認識していた。 同大はイタリアのスローフード運動発祥地のピエモンテ州ブラにあり、世界各国から集まった学生が食科学を… この記事は有料記事です。 残り358文字(全文586文字)