山梨県富士河口湖町の西湖だけに生息するクニマスの卵が、外来種のヨーロッパウナギに食べられている可能性の高いことが２０日、県水産技術センターの研究で明らかになった。山梨県甲斐市であったセンターの研究成果発表会で報告された。 クニマスはかつて秋田県の田沢湖に生息。約７０年前に絶滅したとされていたが、２０１０年に西湖で確認され、環境省が「野生絶滅」種に指定している。 センターは１１年から、湖底に１カ所確認されている産卵場を調べている。水深約３０メートルで、水温は年間を通して約５度。砂利に覆われてわき水がある。湖底のカメラ映像から、１０月下旬～２月下旬が産卵期とみられる。 最初にウナギが卵を捕食する様子を確認したのは１６年１１月。以降、継続して確認されている。発表会で紹介された動画では、クニマスが湖底を泳ぐ中、産卵場の砂利に４匹のウナギが頭部を突っ込み、激しく体をくねらせていた。低温でも捕食できる

回復 庄内平野のほぼ真ん中に位置する山形県三川町。３月３日、広大な田園地帯を望む町内のホールは異様な熱気に包まれた。 「土地改良の予算をぶった切ったり、ないがしろにするような者は断じて許さない」 自民党幹事長の二階俊博（８０）がすごみをきかせると、集まった土地改良事業者ら約３５０人は思わず息をのんだ。「『闘う土地改良』は限りなく続く」。題名を体現するような講演は、盛大な拍手で締めくくられた。 二階は「建設族」「道路族」の代表格だ。東日本大震災をきっかけに「国土強靱（きょうじん）化」を掲げ、農地の区画整理や用水路、農道整備を行う土地改良事業にまで影響力を広げた。 全国土地改良事業団体連合会（全土連）には、苦い記憶がある。民主党政権で目の敵にされ、関連予算を半減されたのだ。全土連会長だった元自民党幹事長の野中広務が「政治的中立を保つ」と離党を決断するほど、存亡の危機に直面した。 自民党が政権を

県内水産物を使った新メニュー「ひじきうどん」風味・食感絶賛　開発の宇和島水産高生ら試食会2019年3月21日（木）（愛媛新聞）

【3月21日 CNS】春が訪れ虫が穴から出てくるという意味の「啓蟄」（けいちつ）を過ぎると、中国・江南地区では「刀魚」の季節が始まる。 上海市の揚州（Yangzhou）料理の老舗「老半斎」（Laobanzhai）では、人声がにぎやかに響き、順番待ちの列は店外の歩道にはみ出て店を取り囲むように連なっていた。これは地元の人ならすぐ分かる、「刀魚汁麺」が売り出された光景だ。 「刀魚汁麺」は「老半斎」の店の宝だ。「毛刀」と呼ばれる50グラム以下の刀魚の魚肉をそぼろ状にして作ったでんぶに、鶏肉とブタのもも肉を加えて5時間以上煮込むと、乳白色の芳醇（ほうじゅん）な「刀魚汁」が出来上がる。そこへ、柔らかく歯ごたえのある麺を入れて汁麺は完成する。 魚はどこにも見当たらないが、刀魚の新鮮な味がしみ込んでいる。この極上の味わいの「刀魚汁麺」は刀魚の季節にしか売り出されないので、1年に1～2か月しか食べられない

【飯豊まりえ　マチメシ！】サクふわ穴子天丼　3分足らずでメガ級登場

盛田諒です。2歳児くんと暮らしています。小さい子は猫舌なので料理の粗熱とりをすることがよくあります。「食べるぅー！」と急かされてフーフーやっていたのですが、パナソニックが3月20日に発売した冷蔵庫WPXシリーズ（想定39万9600円前後〜）を使えばフーフーなしですみそうです。 冷蔵庫中段にある「クーリングアシストルーム」は、急速で冷凍・冷却ができる「はやうま冷凍」「はやうま冷却」機能を備えます。専用ファンが従来比約8倍の風量の冷風をゴバーと浴びせて、通常より約5倍、従来の急冷機能より約2倍早く冷やします。お弁当の粗熱とりは約5分で終わります。 急冷したいときは食材をクーリングアシストルームのトレイにのせてから、冷蔵室の内側にある操作パネルまたは冷蔵庫にWi-Fi接続したスマホのアプリから冷却時間を設定します。指定の冷却時間が終了したら冷蔵庫からメロディが鳴ります。「冷やす電子レンジ」のよう

鮮やかな色彩で描かれた魚類を紹介する「麑海魚譜」　南さつま市坊津歴史資料センター輝津館（きしんかん）が、明治時代に作製された鹿児島近海の魚類の図鑑「麑海魚譜（げいかいぎょふ）」の写真版を発行した。海洋教育の一環として８００部を作り、希望者に無料で配布している。 麑海魚譜は、１８８３年（明治１６年）に東京・上野で開かれた「水産博覧会」に出品するため、県が作製した。原本は関東大震災で焼失したとみられるが、東京国立博物館にはモノクロの銅板本に彩色したものが、県立図書館には原本作成の際に描かれた下絵とみられる図などが残っている。 同博物館所蔵本には、鹿児島近海に生息する３２５種の魚類が色鮮やかに描かれている。今回の図鑑は、同博物館の全面協力で撮影した。 編集に携わった鹿児島大法文学部の丹羽謙治教授と、南さつま市教委の橋口亘主査による研究成果も紹介。同博物館所蔵本と、下絵とみられる図の違いについての

伊勢湾のコウナゴ漁が４年連続で禁漁となったことを受け、県内の漁業者らが１９日、鈴鹿市で会合を開き、４月中はイワシを含め船引き網漁を禁漁とすることで意見がまとまった。コウナゴが網に入るのを防ぐためという。 会合では県水産研究所鈴鹿水産研究室の倉田恵吉室長（５５）が９日に実施した試験操業の結果を報告。倉田室長は「３年前に親魚が減少し、今も回復していない。水温が高く、稚魚の成長に影響しているのでは」と分析した上で、「操業見合わせが資源確保の一番の方策」と述べた。 県ばっち網漁協の一尾康男組合長（６７）は「ほかに手だてがなく、４月は網を入れるのをやめるしかない」と話した。

伊勢湾のコウナゴ漁が４年連続で禁漁となり、県ばっち網漁業協同組合と県船びき網漁業組合は、網を使うイワシ漁なども４月末まで禁漁とすることを決めた。網にコウナゴがかかってしまうためで、状況を見ながら解禁する見込み。愛知県側の漁業関係者にも協力を求めていく。 両組合は１９日、検討会議を開き、今月初めに行った調査では伊勢や白子などの沖合４カ所でコウナゴ計３５１匹が採取されたことなどが報告された。昨年（９６匹）より多いものの、漁ができる状態ではなく、資源保護のために網による漁を一切禁じることを決めた。 参加者からは親魚の放流などの対策を求める声も上がったが、全国的に減少傾向にあり、再生には億単位の親魚が必要などとの指摘もあった。 県ばっち網漁業協同組合の一尾康男組合長は「とても厳しい状況だが、伊勢湾のコウナゴ漁を後世に引き継ぐためにもできる限りのことをして資源を守っていきたい」と話した。

秋田県や県漁協でつくるハタハタ資源対策協議会は２０日、秋田市土崎港のホテル大和で今季のハタハタ漁を総括する会合を開き、２０１８年漁期（１８年９月～１９年６月）の漁獲量は実質的に漁が終わった２月末現在で６０５トンと、漁獲枠（８００トン）の７６％だったと報告した。前年実績の４８１トンを２６％上回ったものの小型魚が多く、漁獲金額は１９９５年の禁漁解禁以降最低の３億３８２０万円にとどまった。県水産振興センターは「日本海北部の資源量は増加傾向にない。漁獲を抑える方策が必要だ」と訴えた。 沖合漁（１８年９月１２日～１９年２月）の漁獲量は３１８トンで、漁獲枠（３２０トン）の９９％。前年同期比では３４％増だった。男鹿半島の戸賀沖にまとまった漁場が形成されたほか、県南部沖では例年より早い１１月に漁場ができたという。

秋田県や県漁協でつくるハタハタ資源対策協議会は２０日、秋田市土崎港のホテル大和で今季のハタハタ漁を総括する会合を開き、２０１８年漁期（１８年９月～１９年６月）の漁獲量は実質的に漁が終わった２月末現在で６０５トンと、漁獲枠（８００トン）の７６％だったと報告した。前年実績の４８１トンを２６％上回ったものの小型魚が多く、漁獲金額は１９９５年の禁漁解禁以降最低の３億３８２０万円にとどまった。県水産振興センターは「日本海北部の資源量は増加傾向にない。漁獲を抑える方策が必要だ」と訴えた。 沖合漁（１８年９月１２日～１９年２月）の漁獲量は３１８トンで、漁獲枠（３２０トン）の９９％。前年同期比では３４％増だった。男鹿半島の戸賀沖にまとまった漁場が形成されたほか、県南部沖では例年より早い１１月に漁場ができたという。

和歌山・那智勝浦町の勝浦漁港で、重さが300kgを超える「クロマグロ」が、今シーズン初めて水揚げされた。 国内有数の生のマグロの水揚げ量を誇る和歌山県の勝浦漁港では、はえ縄漁船から、「海のダイヤ」とも呼ばれる、特大の「クロマグロ」が水揚げされた。 21日朝に揚がったのは、重さ200kgクラスのものをはじめ、刺し身にするとおよそ1,200人分に相当する重さ308kgのものなど、あわせて8本で、今シーズンで最も多い水揚げとなった。 勝浦漁港の関係者は、「(今シーズンに)こんなに本数が揚がったのは初めてなので、大変うれしい。紀伊半島沖はいいマグロが多いので、(今後も)期待したい」と話した。 シーズンの始めはクロマグロの水揚げが少なく、2019年の漁が心配されていたが、21日の“大漁”に、関係者らは胸をなで下ろした様子だった。 (関西テレビ)

ワカメスープなど乾燥ワカメを使った家庭用食品を製造・販売している理研ビタミン（東京都千代田区）は19日、ワカメを食べることによって、食後の血糖値の上昇やインスリンの分泌が抑えられることを、人による試験で確認したと発表した。研究内容は3月24日から開かれる日本農芸化学会で発表するという。 【こちらも】松谷化学工業、希少糖が血糖上昇を抑える事実を立証 試験では、健康な成人男女26人に対し、米飯200グラムだけを食べたときと、米飯200グラムと水で戻した乾燥ワカメ4グラムを食べたときで、血糖値や血液中のインスリンの値に違いが出るかどうかを調べた。 血糖値とインスリン値の測定は、ご飯を食べる前と食事30分後から2時間後までの30分おきに実施。その結果ワカメを食べたときの血糖値は、食べていないときに比べて上昇が抑えられ、食事30分後が最も差が大きかった。またインスリン値も、同様に食べたときの方が抑え

＜ホタテ貝毒＞追波湾産で出荷規制　１月の全解除以降初 県は１９日、国の規制値を上回るまひ性貝毒が検出されたとして、追波湾（南三陸町と石巻市北上町との境－同市雄勝町峠崎）産ホタテガイの出荷自主規制を関係漁協に要請した。生産する県内全７海域の出荷規制が１月に解除されて以降、初の規制措置となる。 小泉・伊里前湾（気仙沼市波路上と同市本吉町との境－南三陸町歌津と同町志津川との境）産は、県の自粛基準を上回るまひ性貝毒が検出されたため、出荷自粛を要請した。 県産養殖ホタテガイは昨年４月下旬から１０月下旬まで全海域で出荷が規制された。規制が全て解除されたのは今年１月２２日だった。

香川県三豊市仁尾町沖で水揚げされた「初ダイ」の競りが１９日早朝、仁尾町漁協であり、春の訪れを告げる縁起物として、ご祝儀相場の１６万円で競り落とされた。 同漁協では、１５日の定置網漁解禁以降に揚がっ ...

スルメイカの資源量をテーマにした意見交換会が十九日、日本有数の水揚げ量がある能登町小木の県漁協小木支所であった。研究者や地元漁業者ら六十人が参加し、最新の調査結果を共有した。 日本海区水産研究所（新潟市）の久保田洋さんと宮原寿恵さんが、昨年末に行ったスルメイカの産卵状況の調査を紹介。日本海で今年五月以降に漁獲できる秋生まれの稚イカが、産卵水域の水温が高まった影響で極めて少なかったことを説明した。

商標登録された檜山産の乾燥ナマコ　ひやま漁協（北海道乙部（おとべ）町）が高級品とされる特産ナマコ「檜山海参（ハイシェン）」の商標登録を出願し、今月１日付で特許庁から認められたことがわかった。中国などで高級食材や漢方薬として重宝されるナマコのブランド保持や密漁品排除が狙い。ナマコの商標登録は全国的にも珍しいという。 海参は中国語でナマコの意味。道南部の檜山地方で水揚げされるナマコは肉厚で表面の突起が太く、価格は乾燥状態で他の道内産の約２倍となる２００グラム１０万円の値がつき、道水産経営課は「最高級品との評価が広まっている」と話す。高価にもかかわらず、道内や東京都内の取扱店には中国人観光客らが後を絶たない。 商標出願に踏み切ったのは昨年７月。背景には、近年、道内でナマコの密漁事件が相次いでいる事情がある。加工業者に密漁品が持ち込まれるケースもあり、同漁協では、違法なナマコが檜山海参のロゴマーク

水揚げされた養殖サクラマス（１９日）　佐渡市の和木漁港で、養殖サクラマスの水揚げが始まった。１９日には約１トンが岸壁まで運ばれ、その場で生け締めや選別作業が進められた。 日本水産グループの弓ヶ浜水産（鳥取県境港市）佐渡事業所が両津湾で、サクラマスの養殖に今シーズンから本格的に取り組んでいる。体長３５センチほどの幼魚を３～４か月、沖合約５００メートルの養殖用のいけすで、約４５センチまで育てる。１８日に始まった水揚げは５月中旬までに１００トンを見込み、県内や関東のスーパー、回転ずし店などに出荷される。 同グループはギンザケの養殖に取り組んでいるが、サクラマスの方が高い価格で出荷されるという。技術的にギンザケよりも難しいが、柳沢壮太所長は「例年より海水温が高く、大きく育った。日本海の荒波育ちで身が締まり食感もいい」と手応えをつかんでいた。