韓国大統領府が11月7日にトランプ米大統領を招いて開いた晩餐(ばんさん)会で、韓国が不法占拠する竹島(島根県隠岐の島町)周辺で漁獲されたとする独島エビを出した。同海域では、韓国漁船が漁場を占領するなどのルール違反が相次いでおり、日本漁業者の感情を逆なでしている。日韓双方の排他的経済水域(EEZ)や竹島周辺での操業ルールを決める漁業交渉は、韓国政府が違法操業の取り締まりに消極的で、1年5カ月の長期にわたり、協議が中断する異例の事態に陥っている。独島エビ問題で、漁業交渉の中断は一段と長期化しそうだ。 「独島エビってなんだ」 晩餐会のメニュー表をみた外交筋は、目を丸くした。聞き慣れないエビ料理が一国の大統領をもてなす食事に並んだからだ。 写真をみた水産庁幹部は「あれはイバラモエビではないか」と指摘する。イバラモエビは水深200メートル付近に生息し、北海道沖から山陰沖まで日本海に幅広く生息している
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