砂原遺跡の旧石器「日本最古」に 地層調査で再修正 島根県出雲市の砂原遺跡で見つかった旧石器 島根県出雲市の砂原遺跡の学術発掘調査団(団長・松藤和人同志社大教授)は、6日までに出土した石器36点について見解を再修正し、11万~12万年前の「国内最古」と結論づけ、報告書にまとめた。 2009年に、地層から石器の年代は約12万年前の国内最古と発表。 その後、地層は、約7万年前の三瓶雲南層と判明したため、翌年、石器の年代を7万~12万年前と幅を持たせて修正。最古から最古級と見解を変更した。 松藤教授によると、層の中に三瓶木次火山灰が含まれていることが分かり、約11万年前と判明、石器を含む層は11万~12万年前と結論付けた。