商売繁盛の神様で「えべっさん」の愛称で知られる兵庫県西宮市の西宮神社で、一番乗りの参拝を目指して参拝者が本殿まで一気に走り抜ける新年恒例の「福男選び」が行われました。 商売繁盛を祈願する「十日えびす」に合わせて毎年、西宮神社で行われている「福男選び」は、江戸時代から今の形になったと言われています。 一番乗りの参拝を目指して神社の門から境内を走り抜け、いち早く本殿に到達した人がその年の福男として認められます。 ことしはおよそ1500人が参加し、午前6時に太鼓の音を合図に神社の門が開かれると、参拝者たちは本殿までのおよそ230メートルを一気に走り抜けました。 最も早い「一番福」になったのは、尼崎市の大学生、京田世紀さん(19)で、上位3人がことしの「福男」に選ばれました。 京田さんは「うれしいです。みんなで笑って楽しい1年にしたい」と話していました。 このあと、本殿の前では3人の福男が酒だるを