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liber studiorum: 福岡伸一と「バスバンド理論」
今回は、意外な人が意外なところから意外な人につながる、というお話。 まず、以下の文章をどうぞ。情報... 今回は、意外な人が意外なところから意外な人につながる、というお話。 まず、以下の文章をどうぞ。情報の基本は5W1H。けれども、ネイティブ・スピーカーから英語で急に質問を受けると、それが、WhatなのかWhoなのか、あるいはWhichなのかWhenなのか、はたまたWhyなのかHowなのか、とっさには聞き取れない。一体それはなぜだろう。 パスバンド理論、というものが次のような説明を与えてくれる。フランスの耳鼻咽喉科の医師、アルフレッド・トマティスは、言語として優先的に使われる音の幅が、民族によって著しく異なることに気づいた。音の幅は周波数(ヘルツ)で表される。短い子音を強く発音するイギリス英語の音の幅は2,000ヘルツから16,000ヘルツにひろがる。トマティスはこの音域をパスバンドと名付け、様々な言語のパスバンドを解析した。すると非常に興味深いことがわかった。言語ごとに固有のパスバンドがあ
2010/09/28 リンク