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浅子佳英 「カオスvsニュートラルーー現代の『日本的表現』をめぐって」(2/3)
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浅子佳英 「カオスvsニュートラルーー現代の『日本的表現』をめぐって」(2/3)
「破滅*ラウンジ」提供:タカバンスタジオ 第2信:松島>浅子 思えば1950年代のニューヨークのように、... 「破滅*ラウンジ」提供:タカバンスタジオ 第2信:松島>浅子 思えば1950年代のニューヨークのように、ホワイトキューブが美術空間として確固たる存在感を持っていた時代においてジャクソン・ポロックに代表される抽象表現主義の生々しい『アクション・ペインティング』が展示されていたことは いわば『カオス*ラウンジ』とは逆の混在状況であって、過去の美術界を振り返ってみても均質性=ニュートラルと、生々しさ=カオスという両者が混在することによる緊張関係は、その表現領域の魅力を大幅に引き上げるものだと考えます。 情報空間から現実(物理)空間へ人が流れてくることについて、単調なフラット性を乗り越えて「礼拝価値」を獲得するためにはレイヤード、奥行を設けることがまず考えられますが、逆にスーパーなフラットに振り切る、つまり現実空間が情報空間のフラット性を助け、増長する、という選択肢も当然あり得るかと思いま