読売ADリポート ojo：adv.yomiuri

既存の訪問・郵送調査とネット調査では、同じ質問項目に対して結果が大きく異なることが指摘されている。一方で、マーケティング調査のための住民基本台帳の閲覧が原則不可能になるなど、既存調査の環境が悪化し、ネット調査の利用を後押しする状況が生まれている。こうした背景から、ネット調査のデータを既存調査の結果に近づける有効な手法として注目されているのが「傾向スコア」だ。ビデオリサーチと東京大学大学院総合文化研究科専任講師の星野崇宏氏は、代表的な大規模消費者調査であるACR調査を用いたネット調査の補正について、2004年から取り組んでいる。マーケティング調査にとって傾向スコアはどのような意味を持つのだろうか。 ――傾向スコアが生まれた背景ですが。 星野 手法自体は、医学分野で生まれたものです。例えば、タバコを吸っている人と吸っていない人の10年後のガンの発病率を比較する場合に、2つのグループのガンの発病

[Bunpei]

とても知りたかった話。実際の補正方法が知りたい。どんな質問が補正項目になりやすいのかも。