キプロスの生きる道（1） - AKAZUKINの投資日記

キプロスの位置を確認してみると、ギリシャよりもトルコに近い位置にあります。 また、エジプトや中東にも近く、キリスト教とイスラム圏がガチンコになりやすいロケーションです。 キプロスとしては、大国の属国となるか、その緊張関係を上手く利用して生き延びていくかの選択肢です。 ローマ時代には、アテネとアレキサンドリア（エジプト）の中継貿易で栄えたとあります。 冷戦当時は、細々と行われていた東西貿易の金融上の中継点であったとされ、今も規制が緩く、金融と観光が主要産業です。 海洋にある小国は、巨大勢力の「つなぎ」や「仲介」で生きるため、「中継点の魅力」を出し続けることが必要でした。 19世紀、エジプトに進出していたイギリスは、露土（ロシアＶＳオスマントルコ）戦争後の1878年、ロシアが攻めてきたらオスマン帝国を支援するからキプロスを頂戴、と言って租借。 第一次世界大戦でオスマン帝国が敵になると、さっさと

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『2008年、4％台の法人税を10％に引き上げ。キプロスとロシアの租税条約：キプロスの会社は、ロシア投資から得た利息やロイヤルティ収入に源泉税が課されない。そもそもキプロスにキャピタルゲイン課税がない』