死に方くらい選びたい: 真剣介護

人間、死に方を選ぶことはできません。 この仕事をしていると、そのことを特に実感します。 それどころか、生き方すら選べないお年寄りがたくさんいます。 利用者の最後の場となることが多い特養において、 看取り介護の充実は1つの重大ポイントです。 では、良い看取り介護とは何なのか。 死を待つだけの、寝かせきりの看取りで良いのでしょうか。 経管栄養は嫌だという人が、 代わりに口を無理矢理こじ開けられ、 流動食を流し込まれているのをどう感じているのでしょうか。 死生観は人によって違うから、 その方の望む看取り介護をするためには、 たぶん僕たちは個々の死生観を知らなければいけないのでしょう。 人としてどういう死を迎えたいか。 それはきっと、 その方の生き方を見ていれば分かるんです。 生き方を知れば、どういう死に方を望むような人かが分かってきます。 つまり、より良い看取り介護をするためには、 結局は普段か