岩波書店の死 - 池田信夫 blog

最近、岩波文庫版の『一般理論』が売れているらしいが、これは絶対に読んではいけない。もともと原著が、サミュエルソンも「あの本が出た当時、MITで理解できる人は1人もいなかった」といったほど、難解（というより支離滅裂）な本である。おまけに訳者は、マクロ経済学を勉強もしたこともないマル経。理解不可能な原著を理解能力のない訳者が訳して、読者が理解できるはずがない。 さらにひどいのは、今週でた本山美彦『金融権力』（岩波新書）だ。これはほとんどネタである。「読んではいけない」という冗談で書いたコラムを最近、復活したら、意外にアクセスが集まっているが、17冊のうち7冊が岩波の本だ。私は岩波に幻想をもっている世代ではないが、それにしてもこの質の低下は目をおおわしめるものがある。 最近では大江健三郎訴訟で、裁判所に「大江氏の記述は事実ではないが、誤解してもしょうがない」と助け舟を出してもらって、かろうじ

[shimozappa]

過激な文章だなぁ。共感はできないけど。

[bluefield]

「集団自決」にせよ「慰安婦問題」にせよ、池田氏がこれだけ変な発言を連発するのは秦郁彦だけに全面的に依拠しているからだろう。

[cyclist_matta]

間宮訳は脊椎反射で上巻だけ買ったが、放置してある。原書とつきあわせて読むのが時間はかかるが得るものが多いのは確かだろう、、。岩波新書はここ10年新刊買っていないかも^^;

[Gedol]

比較的解りやすい判決も、理解を放棄した人が解説したら判決要旨と対立する説明になってしまうという例。

[tk18]

>「集団自決を命じた証拠はない」と裁判所も認定した赤松大尉

[www6]

「池田信夫の死」というエントリを書くと脅迫だとか何とか訴えられるんだろうか。自分の都合で選出しておいて17冊中7冊が・・・って言っちゃうのも凄い。

[Apeman]

往生際が悪い。予想通り。