科学と生活のイーハトーヴ » 書評：「科学と神秘のあいだ」

科学と神秘のあいだ(双書Zero)posted with amazlet at 10.06.12菊池 誠 筑摩書房 売り上げランキング: 5251 Amazon.co.jp で詳細を見る 大阪大学の菊池誠先生が、今年の３月に出された本です。 「科学的なもののみかた」ってなんだろう、と思っている人も、そこから一歩進んで「科学的なもののみかた」のあり方について考えている人も、それぞれの立場から楽しく読めると思います。 目次は以下のとおり。 第1部 君と僕のリアル びっくりしてもだいじょうぶ リアルってなんだ 納得力のある風景 夢の彼方に 物語だけが光速を突破する ふたたび月と陰謀 そしてふたたびリアルについて 第2部 間奏 テルミン 科学と魔法 創造力と想像力 自由と不自由 科学と神秘 未来 第3部 僕たちは折り合いをつける 水瓶座の時代に もっとびっくりしても大

[pollyanna]

とりあえず今、私はむしょうにテルミンがほしい。

[tetzl]

「最初に本書を読んだとき、とっぴなようですが、吉野源三郎の君たちはどう生きるかを連想しました」同じこと思ったなー。コペル君は出てこないけど。やさしい本のやさしい書評の一例として。

[salmo]

いい書評。こういうものを書けるようになりたい・

[Asay]

よい文章。ひとに勧めるときの口上に、ちょっと参考にさせてもらっちゃおう。

[north-pole]

この本もいい本だったがこの書評もすごくいい文章だなあ。

[k_shiba]

この本のエッセンスを分かりやすく示している。／人にこの本を薦めるときはこの書評も紹介したい。

[kamezo]

秀逸なレビュー。／ぼくもこの本のキモは「折り合いをつけること」について語っている点だと思っています。

[VodkaDrive]

何らかの科学的事実が判明して夢が潰えても、判明した事実からまた新しい夢が見つかる。科学の進歩ってそういうものだ。銀河鉄道999でも「古い夢は置いて行くがいい」って歌ってるじゃないか。そんな書評。

[kubohashi]

読み終わってふと右のバナーを見たら、龍馬さんが「この世にはいくら本を読みあさったところで、見つからん答えが山ほどある。」と仰っていました。考え続けろってことですね、龍馬さん、ポリアンナさん…！

[massunnk]

「夢が失われていたって、実はそれほど悲しくはない。それは絶望じゃなくてむしろ希望なんだと思う。そして、絶望を希望に変えるのは想像力だ。人類はまだまだ遠くまでいけるはずなんだ」

[chochonmage]

『物語と事実を混同することさえなければ』してる人が世界的にはマジョリティだという現実は怖いです。

[wackyhope]

「相対化は、おもしろい試みではあるものの、重大なおとしあなも」

[doramao]

次の書評（？）も期待したいと思います。