中東の窓 : ハリリ元首相暗殺事件（レバノン政府等の動き）

ハリリ元首相暗殺事件（レバノン政府等の動き） 2011年07月01日 10:05 レバノン 先ほどハリリ元首相暗殺事件の訴追についてご報告しましたが、６月３０日付のal jazerah net の記事は早速レバノン内の動きを報じています。 ミカーティ首相はレバノン政府としては、国際法廷の決定を尊重し、これと協力するとの声明を発したとのことです。 他方ハリリ前首相【殺されたハリリ首相の息子）は、国際法廷の決定はレバノン政府が、同法廷を尊重し、それと協力するか否かの試験紙になるだろうとして、政府に協力を求めたとのことです。 レバノン政府がヒズボッラよりの者であっても公式には協力を表明せざるを得ませんが、問題は現実にどの程度の協力をするかです。 この点に関して、記事は３０日以内にレバノン政府が容疑者を逮捕して国際法廷に引き渡すか、さもない場合には国際法廷が容疑者の氏名等を公表することになる、との