ある奈良県の眼科医が目について書いたブログ : 子供の飛蚊症の原因と対応

2013年10月20日18:21 カテゴリ目の病気-子供の目 子供の飛蚊症の原因と対応 以前、飛蚊症の原因は眼球の中にあるゼリー状の物質である硝子体にあることを説明しました。 加齢とともに硝子体が縮んでくると網膜から分離してくる後部硝子体剥離がおこります。 そのときに繊維が置き換わった液体で浮遊するのが一般的な飛蚊症で、 注意すべきは、網膜剥離に進展する網膜裂孔からの出血や網膜の色素で飛蚊症を感じていることがあるのです。 ですから大人が急に飛蚊症を感じたときには眼科を受診されたほうが良いでしょう。 (詳しくはこちら) このように多くの飛蚊症は加齢によるものです。 しかし、ときどき加齢とは関係のない子供が飛蚊症を訴え受診されることがあります。 多くの場合、それは先天性繊維様混濁というもので、生まれつきの硝子体の中の濁りが原因となっているようです。 この先天性繊維様混濁は、あるデータでは眼科に