教授のひとりごと : １級建築士試験の製図の課題 - livedoor Blog（ブログ）

平成２７年度の１級建築士試験の製図試験の課題は、『市街地に立つデイサービス付き高齢者向け集合住宅（基礎免震構造を採用した建築物である。）』である。免震構造という課題が出るのは初めてのことだと思われる。免震構造について、勉強してもらって理解が深まることが期待される。 ところで、お盆休みで帰省した卒業生と話していたら、製図の試験の話題になった。彼女も受験するので資格学校に通っているという。ネットで今年の製図課題について調べてみた。すると、 「基礎免震構造自体は、図面の表記に描き馴れてしまえば、あとは記号のようなものですから、今年の受験生で基礎免震構造を本試験当日描けない方は一人もいないでしょう。つまりここでは合否の差はつかないということになります。」 「基礎免震構造の採用に伴い、建物周囲にクリアランス（６０ｃｍ程度）が必要になり、敷地境界線からの離隔や駐車場など外部施設との調整が必要です。」

[Gelsy]

大臣認定が必要な構造形式指定しちゃダメでしょ