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書評「死霊」第5章、「内ゲバの論理=テロリズムとは何か=」 : 鼠の歯による批判
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書評「死霊」第5章、「内ゲバの論理=テロリズムとは何か=」 : 鼠の歯による批判
2009年08月30日23:46 カテゴリ文化批評 書評「死霊」第5章、「内ゲバの論理=テロリズムとは何か=」 ... 2009年08月30日23:46 カテゴリ文化批評 書評「死霊」第5章、「内ゲバの論理=テロリズムとは何か=」 本論考は8月30日、衆議院議員選挙の日に執筆した書評である。 「内ゲバの論理=テロリズムとは何か=」(埴谷雄高編、三一書房)、「死霊」II(埴谷雄高著、講談社) 数週間ぶりに業務から解放された一日、森と樹木への飢餓感にいてもたってもいられなくなり、自宅から最も近い森=哲学堂に自転車で向かう。台風の襲来が近づき空はいまにも泣き出しそうな中、閉園まであと30分のタイミングでその森にたどり着く。妙正寺川の河岸段丘の極端に狭い斜面に押し込められ、最大限、密度が高められた、充満する圧倒的な緑。そのパッケージの中に入っていく。見上げると、烏が二羽。飛び立つ瞬間にその木の枝が大きく揺れ、その木に蓄えられた、先ほど降った雨のしずくが眼鏡を濡らす。 「死霊」第5章は、都市の緑ではなく、山の奥深くに