８月１日 月曜日 : 水道橋博士の「博士の悪童日記」

ホノルルより空路7時間、やはり不眠のまま。 機内で『サイコロジカル・ボディ・ブルース』（菊地成孔）を読了。 サイコロジカル・ボディ・ブルース解凍 ~僕は生まれてから5年間だけ格闘技を見なかった~ 『私、プロレスの味方です』以来の理論書との評価も一部あるが、 その論旨は衒学的であり、その読みづらさは読者を選ぶはず。 で、ありながら、シュート活字、ファンタジー活字に対する、 第３項的なアカデミック活字と称する（『紙のプロレス』より） だけあって、引用の知識の広域なこと、 そして随所に唸るような分析、慧眼あり。 （吉田豪は『ゴン格』で事実関係の誤認などを含め 「本質的にシュートであるので惜しい！」と書評していた） しかし、本業はジャズサックス奏者であり東大講師でもある。 写真上では、８０年代の栗本慎一郎や佐川一政を髣髴させる、 癖のあるアカデミック顔に見え、 その文体から鼻持ちならない学者肌かと

[uranio]

>機内で『サイコロジカル・ボディ・ブルース』（菊地成孔）を読了。