『弱いつながり』＆講演会の感想:月よ、輝け

2014年08月31日 『弱いつながり』＆講演会の感想 『弱いつながり』は、東浩紀さんの本の中でも、かなり平易に書かれている。普段の読者層以外が手に取り、中には東浩紀を知らない人も沢山いるらしい。講演内容も含めて、面白かった『放置のリベラリズム』と『無責任な観光客だからできること』の2点をまとめます。長いですが、どうぞ～。 ・ ・ ・ ■放置のリベラリズム 東氏によると、日本人には放置を許容するのが苦手、らしい。 みんな同じで、気持ちを一つにしてがんばろう。ムラ社会的な考え方が染み付いている。そこに異物が混入した場合、これまで、どのような対応をとってきたのか。それは法設と排除だ。 まずは法設だ。法設によって異物を更生し、ムラ社会の一員として復帰させる。これは法設の暴力ともとれる。 次に排除。現代とられている手法が、他文化的排除社会だ。他文化的排除社会とは、多少ならば異なる文化も許容

[SasakiTakahiro]

無責任な観光客だからできること。