ル・モンドならこう言うね - 内田樹の研究室

一昨日の『ル・モンド』の記事を訳してみた。 これが辞任問題についてのフランスの新聞のもっとも新しい報道である。左翼紙『リベラシオン』にはこの問題についての言及はなかった（興味ないのね） 解説部分を訳す。 不信任案否決によって菅直人の政治的延命は果たされたが、この試練によって政権基盤はいっそう脆いものとなった。 ３・１１以前にすでに不人気であった菅は原発事故処理、１０万人におよぶ被災者のための仮設住宅建設の遅れについて、さらに反対派によれば選挙公約の否定についてきびしい批判を受けていた。支持率は２０％を切っている。 ぎりぎりの局面で任期前に辞任すると約束したことで民主党内の反対派が不信任案に投票することは阻止したものの、この誓言によって彼の立場はいっそう弱いものとなった。 「震災対応における私の役割がはっきりしたら、私は責任をより若い世代に手渡すつもりである」"Une fois que j'

[tomossie]

訳語を訳し戻して解釈すると面白いよね、というお話。

[masakitakeshi]

おフランスのエスプリというのは、実は結構ウザいものだということがわかった。

[D-S-C-H]

成る程、こんなこと言っては不味いのですが、、、面白いですね。；ル・モンドならこう言うね

[octavarium]

この訳語には二重の皮肉が込められているというべきだろう。「震災対策として総理大臣が何をすればいいかがわかったところで総理は辞めるつもりでいる」「総理大臣が何をすればいいかを総理大臣はまだ知らない」

[SasakiTakahiro]

フランス人は菅総理の使った「めど」という語を「震災対応において総理大臣が何をすればいいかが明らかになった時点」と理解した。二重の皮肉が込められている。

[mhkj]

欧米の記事＝より深い真実が書いてあると言う事ですか？日本語が分からないだけでは？シンプルな欧米崇拝に見えるのは誤解ですか？欧米にも菅さんを揶揄する空気がある（当然？）のは分かりましたがちょっと残念です

[tamamusi]

モギケンの「パターナリズム」に対するアメリカ父権解釈は秀逸。日本は米国に対して幼稚症に陥っており、それがひいては国や権威に対する依存に繋がると。米国が小さく情けなく見えて、始めて自立でけると。プ

[heis101]

「震災対応における私の役割がはっきりしたら、私は責任をより若い世代に手渡すつもりである」←いろいろ応用（二次創作？）が効きそうな文言。。

[tomo0428]

RT: ル・モンドならこう言うね – B!

[rindow]

ブロンソンならこう言うね

[yukatti]

辞任問題を報じた『ル・モンド』記事から

[fragilee]

「だからこの訳語には二重の皮肉が込められているというべきだろう。それにしても、この「めど」の解釈は味わい深い。」>>

[abu1500]

「総理大臣が何をすればいいかを総理大臣はまだ知らない」 荒野を前に菅は何を為したいのか？おいしいもんもっと食べたいか？