構文解析が何に役立つのか

思いがけずたくさんブックマークしていただいたので，この機会になんで構文解析なんかやるのかというお話を書こうと思います．おそらく，NLP界隈の人には何をいまさらと思われるかもしれませんが，それが本当に役立つかというとなかなか一筋縄では行きません．今回興味を持たれた方の多くはNLP分野外の方なんじゃないかな，と勝手に考えてますのでそのつもりで書きます． 構文解析というのは，文の構造を判別する処理のことで，NLP的には単語分割，品詞タグ付け（いわゆる形態素解析）のあとにくる処理です．ソフトウェアで言えばCabochaやKNPがこれにあたります．ここに大変わかり易いチュートリアルがありますｗ 例えば「値段の高いワイン」が，「値段のワイン」ではなくて，「値段の高い」「高いワイン」であることを認識する技術，と理解していただければ良いと思います．このように，文節間の係り関係を解析することを，係り受け解析

[lam_bda]

興味深い。

[gologo13]

言語情報処理特論で疑問に思った構文解析して何になるの？という質問に対する回答の一つ．自然文検索など単語間の関係に着目して検索するアプリケーションで必要

[asaokitan]

マイナーな需要だけど言語学研究にも利用したいのでよろしく！

[kmyken1]

こういったことにも関心があって言語処理学会にも入会したが、手一杯でなかなかこの分野を追いかけることができない。「外国語教育への応用」に言及がなく残念。こうなったら自分の方から攻めて行くしかないな。

[imo758]

個人的には構文解析は単なる障害にしかみえない。「定型文で調べたいのに勝手に単語でザクザク切りやがって！おかげで検索がノイズばっかりだ！」ということが非常に多い。