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西鶴と浮世草子研究3の「金銭」: 忘却散人ブログ
わすれもの、うせものがたえない毎日を送る忘却散人(飯倉洋一)のブログです。2008年3月スタート。日本... わすれもの、うせものがたえない毎日を送る忘却散人(飯倉洋一)のブログです。2008年3月スタート。日本近世文学。 軽い読み物として、推敲もなしに書いていますので、学術論文などへの引用はお控えください(どうしてもという場合は、事前にコメント欄にでもご連絡下さい)。エッセイなどでの引用やSNSなどでのリンクはご自由にどうぞ。 『西鶴と浮世草子研究』3号(笠間書院、2010年5月)がようやく出た。「金銭」が特集である。 まず読者は貨幣博物館へ招待される。あったんですねえ。これは行ってみたい!とおもいますね。 貨幣の専門家と西鶴の研究者2名が鼎談。 そのあとの貨幣博物館訪問記と称した、杉本好伸さんの『西鶴諸国はなし』「大晦日はあはぬ算用」考が面白い。貨幣博物館で実際に貨幣を見ると、小判が重箱の蓋の裏にくっつくのかという疑問が、ますます大きくなったといい、それであれこれと考えをめぐらせた結果、小判は