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asahi.com:ひげがあろうがなかろうが [作]今江祥智 [絵]田島征三 - 書評 - BOOK
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asahi.com:ひげがあろうがなかろうが [作]今江祥智 [絵]田島征三 - 書評 - BOOK
ひげがあろうがなかろうが [作]今江祥智 [絵]田島征三 [掲載]2008年02月10日 [評者]斎藤美奈子(文芸... ひげがあろうがなかろうが [作]今江祥智 [絵]田島征三 [掲載]2008年02月10日 [評者]斎藤美奈子(文芸評論家) ■謎めいた設定に反権力の静かな意志 〈あそこは、この世のいきどまりよ〉。お父(とう)がそう呼ぶ切り立った山のこちら側、崖(がけ)のふもとの大竹林のそばで、たけはお父と暮らしていた。家の裏には小屋があり、「裏住みの男」が絶えず住みついては去ってゆく。お父は竹細工の名人だが、家をあけると何日も帰ってこず、お母(かあ)とはたまにしか会えない。ゆえあって、お母は崖の向こうの町で暮らしているのである。 今江祥智『ひげがあろうがなかろうが』は、そんな謎めいた設定ではじまる。 耳に心地よい民話のような読み心地。児童文学界の巨匠が放つ久々の長編だ。しかし民話のように見えるのは表層だけで、これはとてつもなくスケールの大きい冒険譚(たん)であり、少年の成長譚でもある。 たけは鉈(なた)で