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2007-07-31 - Pleasure :スプーン1匙ぶんの
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2007-07-31 - Pleasure :スプーン1匙ぶんの
高校、あるいは大学入りたての頃は背伸びして『現代思想』(青土社)をよく読んでました。複雑系関連や... 高校、あるいは大学入りたての頃は背伸びして『現代思想』(青土社)をよく読んでました。複雑系関連や科学哲学関連の特集は何度も読んだし、今でもたまに読みかえします。ただ最近の『現代思想』は目次を読んで敬遠してしまうことが多い。この雑誌の編集長池上善彦がその地位についてからおそらく10年以上(!)経っていると思われるが、端的に池上エコールのようなものが形成されているという印象を否めない。日仏学院語を操りながら『インパクション』に書いてありそうなことを繰り返す内容。別にアクティヴィストに対しシニカルに構えるつもりは毛頭ないし、むしろ日本の現状においてはもう少し盛り上がってもいいと思うが、ただ、『現代思想』の潜在的読者層が結果的に『思想』(岩波書店)や『未来』(未來社)に流れているのではないかという面は否めないだろう。江川隆男や桧垣立哉やいきのいいドゥルージアンに大きく紙面を割き、ブランショ特集を組