ネット上でジェンダー談義がこじれることについて - 頭に毬藻る

コミュニケーション主にブログや Twitter で、ジェンダーの話をしているところを見ていると、最初は抑圧を受けている (とされる) 側 *1 が「こんなことがあって辛かった/不快だった」というふうに個人的な体験を開示するところから始まるのだが、人が集まって言葉のやりとりがあった後、最後には喧々囂々で物別れになっていることが多いように見える。ジェンダーの場合、そこには「女性 vs 男性」の構図が形成される。はてブや Twitter でネット住人が気軽に思ったままを口にできるようになり、しかも一覧性に優れているので、対立構造みたいなものが見えやすくなっているあたりも影響していると思うんだけど、最初に個人的な体験を語った人は、「女性 vs 男性」の構造になることを望んでいたんだろうか。むしろ対立構造は望んでいなかったんじゃなかろうか。最初に個人的な体験を語った人の意図はさておき、ネット上で人が

[white_rose]

ブコメ

[SIVAPROD]

”抑圧的/搾取的な振る舞いをしないように気をつけている男性”　抑圧的構造を理解してる人はそもそも「逆差別だ！」とかキレたりしねーよ。

[pakuncho]

基本真っ当なことを言ってるのに語り口で損をしてる人って非常に多いと思う。ムカつく相手の主張は突っぱねたくなるのが人情というもの。嫌味や罵倒を連発しておいて「なんでわからないの？」もないもんだ。

[SeiSaguru]

ネットは色んな人がいるから。100人いて全員完璧に伝えるのは難しい。でも、これまで全然気付かなかった人が「こういうことか！」って思えたりするから、喧嘩みたいな議論もやっぱり必要なものだと私は思う。

[surumeno13]

「たくさんの人がいるネットにおいて「私はこういう体験をしてとても怒っている」ことを、誤解なく分かってもらい、共感を得たり、その体験について建設的に考えてもらうにはどうしたらいいのだろう。」

[screwflysolver]

主語を「私」にすると、自己責任論と特殊事例扱いに回収されやすくなるのではないかと思った

[sillyfish]

何もかも「個人」に還元していくだけでも、大事なものを取りこぼすと思う。ある構造が社会的につくられてしまっていることと、それに関わる体験がそれぞれ違う形をしていることは矛盾しない

[rAdio]

「ネットの限界」を理解し、そこに全てを賭けるようなことはせず、それでいて、公開できる情報は全て開示してるという「演出」を徹底し、それでもなお、ソーシャルセキュリティには配慮すれば、守ることはできそう。

[T-3don]

ジェンダー論というか、差別議論全般にそういう傾向はあるけれど。ただ、受け手側にも編に絡んだり無用に煽ったりする輩もいるからそれも考慮に入れないとね。

[Domino-R]

ジェンダーつーより、たとえば議論の場で単純なレッテル貼りは無意味だと知ってても、それが自分に有利に働くレッテルだったりすると容認しちゃうんだよね。自ら容認したレッテルこそが「私が語る」ことを妨げる