文章読本・虎の巻

世に「文章読本」はたくさんある。全部読んだら文章の達人になるのだろうか？あるいは、優れた小説や評論を書けるようになるのだろうか？斎藤美奈子のメッタ斬りを見てると期待できそうにないので、吉行淳之介の編んだ「文章読本」を読む。 本書には、文章読本のエッセンスがギュッと濃縮されている。ずばり「文章とは何か」「文体とは」「優れた文章を書くコツは」との問いにそのまま答えているものばかり。文筆を生業とする書き手たちの「姿勢」がよく見える。このラインナップはスゴい。 文章の上達法（谷崎潤一郎） 谷崎潤一郎の文章（伊藤整） 僕の文章道（萩原朔太郎） 「が」「そして」「しかし」（井伏鱒二） 文章を書くコツ（宇野千代） 自分の文章（中野重治） わたしの文章作法（佐多稲子） センテンスの長短（川端康成） 質疑応答（三島由紀夫） 口語文の改革（中村真一郎） 文章を書くこと（野間宏） 削ることが文章をつくる（島尾敏

[nanamatsu]

“自分自身が自分に与える暗示によって、芽を伸ばして行きたい”

[previous_bone]

　谷崎と三島の文章読本しかよんでないわ……。

[kanimaster]

谷崎、川端、三島、丸谷、井上ひ、斎藤美、林真理子の文章読本は読んだ。

[webmarksjp]

*book

[ushiwatat]

吉行淳之介『文章読本』からの引用多数。この本は|誰かの「文章読本」を紹介した後、その人の作品をタネにした「文章読本」が出てくるのだ。ひとり目が「文章読本」を書く←ひとり目が書いた小説を、二人目が「文章

[asiamoth]

実践にも役立ちそうだし、読むだけでも面白そう。

[wasavis]

マジで、虎。

[udy]

これは読みたくなった

[hsksyusk]

文章指南の文章集。集めてきている著者陣がすごく、さらに互いに批判しあっている。各人のスタイルが浮かび上がる。

[autumnfall]

すっげー面白そうなしかけじゃん

[cyclolith]

九谷オー

[soylent_green]

これはおもしろそうだ

[qinmu]

あわせて読みたい→ 斎藤美奈子『文章読本さん江』(ISBN:448081437X )

[mimizuku004]

『井伏鱒二「が」「そして」「しかし」』が良い。俺も「だが」だの「しかし」だの、逆接が多いから気をつけなきゃなあ。