11.代替となる為替制度とMMT｜Tout ça pour ça

元記事は こちら （原題：MODERN MONEY THEORY AND ALTERNATIVE EXCHANGE RATE REGIMES） 変動相場制と固定相場制 ここまで説明してきたことは、かなり一般的な事項であり、自国通貨を用いる全ての国に適用される。自国通貨が外国通貨や貴金属にペグされているのかどうかは重要ではないし、価値が自由に変動するのかどうかも重要ではない。いずれにせよ原理は同じである。この節では、我々が行う分析にとって為替制度が持つ含意について検討していく。 自らの通貨を要求に応じて貴金属や他の何かと交換するような約束をしていない政府のケースを考えてみよう。５ドル紙幣が米国財務省に提出されるとき、それは納税に使われるか、１ドル紙幣５枚と交換されるか（あるいは合計が５ドルになるような紙幣と硬貨の他の組み合わせ）のどちらかである。しかし、米国政府はそれを、他の何かに交換する

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「金や銀でできている硬貨でさえも、実際には金属へ刻まれた借用証書にすぎないのである。これらは商品貨幣の例ではない。これらは主権通貨なのだ。」