http://f42.aaa.livedoor.jp/~bands/satsuei/satsuei4.html

実際のレンズについて ここまでは、カメラのレンズを１枚の凸レンズとして説明してきました。しかし実際には一部の例外を除いて、カメラには数枚〜十数枚のレンズが使用されています。 このページでは、「実際のレンズでもこれまでに説明したことが成り立つのか」という疑問に対しての、私なりの考察を書いています。ある程度知識のある方を対象としていますから、説明はかなり不親切で、これまであまり使わなかった光路図も使っています。分かりにくいと思われた方は、ここが最後のページですから読み飛ばしてください。 光路図の例を下に描きます。これは焦点距離が28mmでF値が2.8のレンズです。青と緑の線が光路で、フィルム上の一点に当たる光の通る範囲を示しています。青がフィルムの中心に当たる光路で、緑がフィルムの端に当たる航路です。 図40 このレンズと同じスペックの、8枚のレンズで構成された実際のレンズの光路図を下に描きま