[書評]奇跡の脳（ジル・ボルト・テイラー）: 極東ブログ

子供のころ私は「頭の体操」というクイズ集が好きだった。シリーズには科学版があり、正確な問いは覚えていないが、こういう問いがあった。Ａ氏の身体にＢ氏の脳を移植したら、この人は誰か？ 答えは、Ｂ氏である。脳が身体を支配するのだから、脳であるＢ氏がその人だ、と。今に至るまで記憶しているのは、子供のころ解答を知ってなるほどと思った反面、違和感もあったからだ。大人になった私としては、脳の移植は不可能だからくだらない問いかけにすぎないという感想と、それでも脳がその人を意味するという現代人の憶見を示しているだけなのではないかと皮肉な思いが交差する。 「私の脳」と「私」は同じものだろうか。脳はその器官のイメージから、あたかも認識の客体として想像されやすいが、認識し思念する「私」がその脳という器官と同じかどうかは、ハードプロブレムと呼ばれるような哲学上の難問でもある。もちろん「私」の認識や思念が脳機能の過程

[Agrius_Akita]

例のアレ

[diet55]

@pinktann ジル・ボルト・テイラー『奇跡の脳』新潮社。私もまだ読み始めたばかりなので、面白くなかったらごめんなさい。 http://t.co/F9jcuEBr

[Lhankor_Mhy]

書評を読んでるだけで恐怖を感じた。みんなは怖くないのか、すごいな。

[ozniram]

腕を移植した人が「勝手に動く」と錯覚する報告がある。髪の毛一本すら実は自分で、脳だけ残っても私ではないような。脳はまだまだ解き明かされていないけれど、生もまた神秘。

[castle]

「言語も思考も不自由にしか見えない患者にも豊かな内面がある」「患者は、右脳の意識の中で、接する人々の愛情とエネルギーを正確に察知している。その事を多くの人が理解し、患者への接し方を改めるようになった」

[funaki_naoto]

「我々が日常において他者の痛みを察知している現実というものの奇跡的な了解がある/愛情の交流を知るためには、各人がそのような愛情の場に組み込まれることを要請するような倫理が問われる」

[arajin]

NHKで見た。「言語も思考も不自由にしか見えない患者にも豊かな内面がある」　以前アルツハイマーになった祖母と接して、そうではないかと感じたことがある。

[LethalDose]

「愛情の交流を知るためには、各人がそのような愛情の場に組み込まれることを要請するような倫理が問われる。」愛情の場が回りになければ知りえないのかな。それは現実だろうけど、悲しい。