ユダヤ人とアラブ人の恋の物語をめぐって: 極東ブログ

日本の、特にネットの世界ではというべきか、民族的な差別をやめようという声が多いように思う。それは当然だと思うが、実際はというと、差別的な発言をした人を一斉にバッシングするというこのほうが多いのかもしれないと思う。否定的な処罰感情が先行しているみたいだ。まあ、それはそれとしても、もっと肯定的に、「民族を超えて愛し合おう」という声や運動はどうかというと、日本ではあまり見かけない気がする。文化的な問題だろうか。そんなことをなんとなく思っていたので、最近見かけたイスラエルの話題は興味深かった。 話は、イスラエルで高校の教師が教材にしたいと願っていた小説を、イスラエルの教育省というのか政府が禁止したらしい。教育上、よろしくないということなのだが、どういう話かというと、アラブ人男性が、イスラエル人、つまりユダヤ人の女性とニューヨークで恋に落ちるという恋愛小説、「ボーダーライフ（Borderlife）」

[Ereni]

ずっとキスシーンとか、同性愛だとか相手の文化が真っ先に弾く要素を敢えて真ん中に据えるのは、何か喧嘩を売ってる様にも見えるのだけど／でも恋人同士のキスは伝わる物があるなあ。日本人だとこうはならないかな。

[nijuusannmiri]

「日本でもこういうのをすればいいんじゃないのかと思った」うん。

[nanakoso]

ラブ＆ピース

[kaos2009]

“イスラエルで高校の教師が教材にしたいと願っていた小説を、イスラエルの教育省というのか政府が禁止したらし”

[kirin_tokyo]

いい。照れながら、人前でキスすることへの違和感を乗り越えて近付き、大事そうに相手に触れる、ごく普通のカップル。実にいい。

[godmother]

イスラエル政府の政策はともあれ、現実を無視はできない。思い出したのは、Wentwoth Millerが露で開催された映画祭に招待された時、同性愛を禁じる露政府に同性愛者であることを明かした上で欠席した。自己紹介程度の問題