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アウトバーン 組織犯罪対策課 八神瑛子 « 破壊屋
『アウトバーン 組織犯罪対策課 八神瑛子』を読んだ。かなり面白かった。『アウトバーン』は文庫書き下... 『アウトバーン 組織犯罪対策課 八神瑛子』を読んだ。かなり面白かった。『アウトバーン』は文庫書き下ろしのシリーズ第一作ということで、深町秋生の他の作品よりもグッと気楽に読める痛快さを持っている。だから 「深町秋生の小説って暴力的で暗くて嫌い。やっぱり東野圭吾のほうがいい」 とか言っている俺の母親にも自信を持っておススメできる。暴力的なところはいつも通りだけど。 深町秋生作品の魅力と言えば、小説内の事件が現実の事件とどことなく繋がっていく感覚だ。傑作『果てしなき渇き』は八王子スーパー3人射殺事件やプチエンジェル事件(高校生や中学生とセックスできる売春クラブ)を思わせ、『ヒステリック・サバイバー』はコロンバイン銃撃事件と宮崎勉事件が背景にある。『東京デッドクルージング』に出てくる日本のテロ組織は「日本に国産テロ組織なんて…」と思ってしまうが、読み進めていくと連合赤軍やオウム真理教のサリン部隊を
2011/08/28 リンク