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東部道路、津波から住民救う 仙台・六郷 (河北新報) - Yahoo!ニュース
東日本大震災で被災した仙台市若林区六郷地区で、多くの住民が地区の東西を貫く仙台東部道路に駆け込み... 東日本大震災で被災した仙台市若林区六郷地区で、多くの住民が地区の東西を貫く仙台東部道路に駆け込み、一命を取り留めた。道路が周辺より高い盛り土構造だったことが幸いした。高速道は指定避難所ではないが、震災時の一時避難拠点として見直されそうだ。 六郷地区で町内会長を務める大友文男さん(79)は自宅近くで荒れ狂う波を目撃した。津波は高さ2〜3メートル。車や家屋を押し流して迫って来て、海を背に逃げた。 目指したのは約600メートル先の仙台東部道路。目の前にある高台は高速道しかなかった。死に物狂いで走って道路脇の高さ約1メートルのフェンスをよじ登り、のり面を駆け上がって難を逃れた。 本線には既に約50人の住民が避難していた。妻と娘の姿もあった。「道路のおかげで命が救われた」と実感している。 六郷地区は太平洋沿いに広がる平地。海抜は約2メートルにとどまり、津波に対する備えが長年の課題だった。
2011/04/03 リンク