新エネ探訪：栃木の現場から／３ 「那須疎水」発電、採算取れた ／栃木 （毎日新聞） - Yahoo!ニュース

新エネ探訪：栃木の現場から／３ 「那須疎水」発電、採算取れた ／栃木 毎日新聞 6月23日(木)11時29分配信 ◇試行錯誤重ね導入 風に揺られた稲穂の脇を絶え間なく流れる那須塩原市百村（もむら）の農業用水「那須疎水」。空色の巨大な金属製装置が目を引く。「ここを通る人はまさか、これが発電所だとは思わないでしょうね」。高さ２メートルほどの段差で流れ落ちる水を見つめ、水路を管理する「那須野ケ原土地改良区連合」の担当技師、吉澤繁樹さん（４０）が笑った。だが、落ちる水の勢いでタービンを回す、最大出力３０キロワットのれっきとした「百村発電所」だ。 那須疎水は総延長３３０キロ。大田原市まで広がる扇状地「那須野ケ原」を網の目のように走る。同連合は小水力発電の動力源としての無尽蔵の可能性に着目し、９２年から市内に発電所を設置。今は５カ所７基に上る。 総出力は約１０００キロワット。水門の開閉や揚水ポン

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