米赤字削減協議が決裂、与野党の対立先鋭化 （読売新聞） - Yahoo!ニュース

【ワシントン＝岡田章裕】米国の財政赤字削減を巡り超党派で設けた議会特別委員会の協議が２１日、決裂した。 来年１１月の大統領選を控えて与野党の対立が先鋭化し、妥協点を見いだせなかったためだ。このままでは、１０年間で１・２兆ドル（約９２兆円）の歳出を強制的に削減するトリガー（引き金）条項が発動されるが、国防費の大幅カットなど問題点もはらんでおり、米政治は機能不全の度合いを高めている。 与野党協議は３か月にわたったが、本格的な提案の応酬が始まったのはようやく「１０月２５日から」（米議会関係者）という。与党・民主党が、財政赤字削減の規模を▽３兆ドル▽２・３兆ドル――の二つ、野党・共和党が▽２・２兆ドル▽１・２兆ドル▽６４３７億ドル――の三つと、少なくとも五つの案がテーブルに載った。 しかし両党は、歳出削減と並ぶ財政再建の両輪である増税策で、どうしても溝が埋まらなかった。共和党が容認したのは最

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米赤字削減協議が決裂、与野党の対立先鋭化