若狭湾津波「詳細な調査を」＝関電の土壌公開で専門家―京都 （時事通信） - Yahoo!ニュース

経済産業省原子力安全・保安院と関西電力などは10日、福井県の若狭湾沿岸で過去の大津波を調べるため採取した土壌堆積物を、同志社大の保存施設（京都府京田辺市）で専門家らに公開した。専門家らは「不十分な結果で、『大津波はなかった』と証明できていない」と指摘、より詳細な調査と分析を求めた。 福井県に原発を置く関電など3事業者は先月、天正地震（1586年）の津波被害を調べるため若狭湾周辺で土壌を採取し、「大津波の痕跡なし」とする調査結果を保安院に報告。しかしその後、専門家を集めた意見聴取会で「精度が低い」などと指摘され、追加調査を行っていた。 関電によると、今回は沿岸の湖や湿地など新たに9カ所でボーリング調査を実施し、深さ2メートルまで採取。土壌の年代や堆積した岩の層を分析した結果、前回調査と同様、明らかな大津波の痕跡はなかったという。 これに対し、産業技術総合研究所の岡村行信活断層・地震研究

[news_creeper]

若狭湾津波「詳細な調査を」＝関電の土壌公開で専門家―京都