＜慰謝料＞破産手続きし回収 大阪の殺人遺族ら計２億５０００万円 （毎日新聞） - Yahoo!ニュース

大阪府内で２人を殺害したとして殺人罪などに問われた被告の男＝１、２審無期懲役、上告中＝に対し、慰謝料を求める被害者や遺族ら計１５人が破産を申し立て、約２億５０００万円を回収していたことが分かった。過去には、オウム真理教事件の被害者らが教団の破産を申し立てて配当を受けた事例があるが、個人を相手取ったケースは珍しいという。 被害者側の弁護団によると、被害者らは０８年４月、慰謝料を債権として、大阪地裁に被告の破産を申し立てた。地裁が選任した破産管財人が被告の財産を管理し、昨年８月に手続きが終了。被害者側１人あたり数百万円から４０００万円を回収したという。 加害者側に損害賠償を求める場合、民事訴訟を起こすことが多いが、勝訴しても賠償金を得るには財産の調査などが必要になるため、被害者側の負担が軽い破産手続きを選択したという。【渋江千春】

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＜慰謝料＞破産手続きし回収　大阪の殺人遺族ら計２億５０００万円