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草森紳一とリトルマガジン - 出版・読書メモランダム
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草森紳一の『中国文化大革命の大宣伝』(芸術新聞社)上下巻をようやく読み終えた。期待にたがわない力... 草森紳一の『中国文化大革命の大宣伝』(芸術新聞社)上下巻をようやく読み終えた。期待にたがわない力作で、文化大革命は若かりし頃にリアルタイムで起きていたこともあり、『ナチス・プロパガンダ 絶対の宣伝』(番町書房)以上の臨場感を伴って読むことができた。 宣伝の天才とでも称すべき毛沢東の水泳によるプロパガンダから始めて、紅衛兵に代表される「少年」と江青などの「女」を活用した俗と思想が一串になっている中国文化大革命の内実に肉薄し、あの時代を浮かび上がらせている。宣伝の天才に加えて、中国史を熟読することで、権力者の運命を透視していた毛沢東によって召喚され、次々に集結してくる「革命的大衆」のエリートとしての若い紅衛兵たち。それでいて「そもそも文革とはなにかよくわからない(今だってそうだろう)」彼らは、シミュレーションゲーム的な長征の後で、「四旧打破」(旧文化、旧思想、旧風俗、旧習慣の打破)という街頭闘