『私はすでに死んでいる──ゆがんだ〈自己〉を生みだす脳』 「自己」という感覚を脳はどのように構築しているのか - HONZ

「私はもう死んでいる」（コタール症候群）、「この足は断じて自分の足ではない」（身体完全同一性障害）、「目の前にもうひとりの自分が立っていた」（ドッペルゲンガー）──わたしたちが「自己」と呼んでいるものに歪みを生じさせるような、驚くべき症例と経験の数々。本書は、それらの症例と経験を手がかりとしながら、「自己とは何か」という大問題に迫る挑戦的な一書である。 挑戦的なだけではない。本書は痺れるくらいにエキサイティングでもある。本書をそれほどエキサイティングにしているのは、以下のふたつの要素だ。 まずひとつは、痛ましくも興味深い症例と経験のストーリー。本書は、アルツハイマー病、統合失調症、自閉症といったよく耳にする疾患だけでなく、コタール症候群、離人症性障害、ドッペルゲンガーといったあまり知られていない疾患や経験もとりあげている。そして、それらの症例や経験をドラマチックに紹介する筋立てがじつによく

[consigliere]

というか記事の一番下でラマチャンドラン『脳のなかの幽霊』が文庫化されていたことを初めて知った。『ふたたび』も同時に文庫化されたんだね。

[kazu_y]

紀伊国屋書店は早く電子書籍に参入してくださいおねがいします。

[nizimeta]

“統合失調症の一部の患者は自分で自分をくすぐることができる。もうおわかりだろう。それは、脳の予測メカニズムがうまく働かず、自他の行動の区別がつけられないから”

[CurryS]

面白おかしく書くのはどうかと思うが、確かに面白そうではある。

[ueshin]

自己と自己でないものの区別はどのようにしてつけられているか。統合失調症の幻聴はなぜ他人の声を聴いていると思うのか。

[madridNewyork]

サムネ、ワンピースの覇気で力をグッって入れた感じのやつみたい

[otihateten3510]

読みたい

[danboard_twins]

免疫による不必要な攻撃みたいだな…。認知が歪むと自傷・自裁に向かう…。予測する脳の機能不全。行動と予測した結果の食い違いが自己主体感を阻害する

[mekemon]

自分も軽度な身体完全同一性障害（BIID）なので膝から下が不要に感じることがあったけど手術を望むほどではなかったなぁ。

[tofy]

“「食いちがいがなければ、その行動を遂行したことになり、行動は自分のものという自己主体感が得られる。一致しないところがあれば、行動は別の誰かがやったことだと感じるのだ」”

[HtandJING]

塚本晋也っぽくもある

[hedachi]

脳のなかの幽霊もオリヴァー・サックスも好きなので読みたい

[yuiseki]

自分の身体の一部を切断したがる人々がいることは知っていたけど本当に切断してしまう事例があるとは……ひええ……、って感じだけど、面白そうな本だ

[duck000]

ラマチャンドランもサックスも大好物なので絶対買う

[akihiko810]

「私はもう死んでいる」（コタール症候群）、「この足は断じて自分の足ではない」（身体完全同一性障害）

[sabo_321]

アドラー心理学的な共同体感覚、自己の無限の拡大はどんな風に解釈されるのだろう？

[smihon]

表紙とかかっこいい

[takahiro_kihara]

秘孔（おしりの？）をついたから？

[nyanmoff]

面白そう

[hi_kmd]

興味深い。「自己」という意識自体が脳の機能によるもの、というのは理屈としては当然なんだけれど、空気のように当然に機能しているから、そこに不調が生まれることとか想像するのが難しい。