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父の死は「何となく嬉しかった」…朝ドラ「ブラッサム」のモデルが生前語ったNHKでは描けない"放蕩親父"の実像
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父の死は「何となく嬉しかった」…朝ドラ「ブラッサム」のモデルが生前語ったNHKでは描けない"放蕩親父"の実像
「足は濡れても腐らんが、草履は腐るけえの」 少女の父はそう言った。 修学旅行にも行けなかった。鉛筆... 「足は濡れても腐らんが、草履は腐るけえの」 少女の父はそう言った。 修学旅行にも行けなかった。鉛筆は、握れなくなるまで使った。 連続テレビ小説『ブラッサム』のヒロインのモデルである作家・宇野千代。生涯に多くの恋愛と結婚を重ね、「自由奔放」の代名詞のように語られる。だが、少女時代の千代は、草履を履くことすら自分では決められなかった。育った山口県岩国の家は、自由とはほど遠かった。 裸足の登校の理由は家の貧しさだけで説明できない。父・俊次は、娘に草履を惜しませる一方で、自分の遊びには財産をつぎ込む人だった。 父は家の「時計の間」に座り、千代を呼びつけては鳥の餌を取りに行かせ、夜には酒を買いに走らせた。放課後に友達と遊ぶことも、近所に来た芸人を見に行くことも禁じられていた。それなのに父自身は料亭や遊郭へ出かけ、賭博で警察に捕まったこともある。 財産が底をつくと、実家の宇野酒造から毎月1日と15日に

