なぜ多くの知識人は｢新しい生活様式｣に飛びついたのか…東浩紀が｢ChatGPT騒動も同じ｣と断じるワケ ｢傍観するだけの観光客｣でいる意味

リベラルと言われる言論人は無抵抗だった ――東さんは6月19日に『観光客の哲学 増補版』（ゲンロン）を出しました。2017年に毎日出版文化賞を受賞した既刊に新章2章2万字を追加されています。さらに今夏には姉妹編となる20万字の新著『訂正可能性の哲学』を刊行予定です。なにが執筆の動機になったのでしょうか。 【東】ここ数年、特に新型コロナとウクライナ戦争を通じて強く思ったことがあります。それは、人々はSNSなどでさまざまに理屈を並べても、何かあればすぐ一方向に流れされてしまうということです。そして知識人、言論人と呼ばれる人たちは、その大きな流れにほとんど抗うことができない。 例えば、リベラルを自認する言論人の多くはもともと生権力を批判していた。だからコロナが蔓延したときは政府による国境封鎖やロックダウンにみんな反対すると思っていました。しかし実際にはすぐ賛成した人が多かった。これはどういうこと

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考えさせるが、わからないものはわからないとか可視化への評価などあまり世間受けしなさそうな論、特に10代や20代に対しては。

[ma-rusuke]

ほとんどのことはわからない、という前提に立つべきです。ただ、だからといって、完全に無関心でもいられない。

[otologie]

「大文字の他者」がいないんだろう。目論んでるのは父性の復古だろうな。

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いや、そもそもあんたが東日本大震災のときに放射能が来るという話に飛びついて東京から伊豆に逃げて行ったじゃん、この件は絶対に忘れないからな

[sadamasato]

「観光地」を作り上げるものは、権力と無縁ではあり得ません（負の遺産が漂白された軍艦島のように）。傍観する観光客は、何を見せ、何を見せないかを決定する権力の政治に加担する可能性があることを自覚すべき。

[kechack]

リベラルを自認する言論人の多くはもともと生権力を批判していた。だからコロナが蔓延したときは政府による国境封鎖やロックダウンにみんな反対すると思っていました。しかし実際にはすぐ賛成した人が多かった

[tacticsogresuki]

逆張りすれば知的だと思うのは中学で止めておけよ。欧米にしろ日本にしろ音頭をとっていたのは疫学の専門家たち。リベラルだろうと与えられた条件の下で各々考えた末なのだろうに。

[goldhead]

"観光客的な距離感には「自分にはわからない」という諦めや謙虚さが必要です。自分はしょせんは事態を傍観するだけの観光客であって、当事者じゃないから本当のことはわからない、と距離をとる。"

[Fondriest]

「観光客」はサイードの知識人「亡命者にして周辺的存在であり、またアマチュアであり、さらには権力に対して真実を語ろうとする言葉の使い手」ではありえないし「幻想」は理念ではない。この差異こそが決定的