京アニが「KAエスマ文庫」に力を注ぐ理由 『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』誕生の背景

電撃文庫やファンタジア文庫、ヒーロー文庫など数あるライトノベルのレーベルの中で、独特の存在感を放っているのが、京都アニメーション刊行のKAエスマ文庫だ。2020年9月18日に公開となり、京アニが改めて進み始めたことを世に見せる長編アニメ映画『劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン』も実は、KAエスマ文庫から原作小説が刊行されている。最近は5ヶ月連続で新作を刊行し、アニメ制作に先んじて京アニ復活への強い意志を示してきた。 孤児として引き取られ、ギルベルト少佐の下で女子少年兵として戦ってきたヴァイオレット。戦場でギルベルトを失い、両腕もなくして終戦を迎えた彼女は、両腕に義手をつけ、ギルベルトの友人だったクラウディアが運営するC.H郵便社で、手紙を代筆する自動手記人形（オート・メモリーズ・ドール）として働き始める。 戦うことしか知らなかったヴァイオレットは、エヴァーガーデンという姓をもらい、仕

[asakura-t]

KAエスマ文庫は扱っている書店が少なくて「力を注」いでいるのか謎なんだよな…。アニメ化の原作（叩き台）として活用してるのは確かなんだけど。「完全オリジナルはNG」という判断がどこかであったんだろうとは思う